フリーランスとして仕事を始めた当初、私はZoomとTeamsを使い分けながら「どうせ似たようなもの」と思っていました。
ところが実際に使い込んでいくと、目的によって体験に大きな差が出ることに気づきました。
この記事では、2026年時点の料金・AI機能・目的別の向き不向きを軸に、ZoomとTeamsを徹底比較します。
「ZoomとTeamsどっちがいい?」という疑問をお持ちの方に向けて、選び方の基準をわかりやすく整理しました。
ZoomとTeams、そもそも何が違うのか
結論から言うと、Zoomは「会議に特化した道具」、Teamsは「仕事全体を包むプラットフォーム」です。
コンセプトがまったく異なるため、用途がはっきりすれば自然と選択肢も絞られてきます。
Zoomの最大の強みは、URLを共有するだけで誰とでも即座につながれる手軽さにあります。
アカウントを持っていない相手でも参加でき、初めて使う取引先や顧客を迷わせにくいのが特徴でしょう。
一方のTeamsは、チャット・ファイル共有・会議をひとつのアプリで完結できます。
Word・ExcelなどのOfficeアプリとの連携も自然に行えるため、社内業務の一元管理に向いています。
どちらも「オンライン会議ができる」点は共通ですが、用途の広さとシンプルさのトレードオフが本質的な違いです。
2026年版|料金プランを横断比較
料金体系は頻繁に見直されるため、2026年3月時点の最新情報をもとに整理しました。全体的に見ると、Teamsのほうが割安感があります。
特にMicrosoft 365プランはWordやExcelのライセンスも含まれます。
すでにOfficeを使っている企業にとってはコスパが高めです。
無料プランの制限を確認する
Zoomの無料版は会議時間が40分、Teamsは60分と制限があります。
回数制限はありませんが、長時間の打ち合わせが多い方は有料プランへの移行を検討したほうがよいでしょう。
Zoomの無料・有料プランの詳細はZoom無料・有料の違いを完全比較!40分制限を回避する賢いプラン選び【2026】で詳しく解説しています。
有料プランのコスパはどちらが上か
Teams Essentials(約599円)はZoom Pro(約2,000円)の半額以下で始められますが、ここには実務上の大きな罠があります。
最安の「Teams Essentials」では、会議の録画やブレイクアウトルーム機能が利用できません。「オンライン会議ツールだから当然録画もできるだろう」と思って契約し、大事な商談が録画できずに青ざめるケースが多発しています。
録画が必要な場合は、必ず「Business Basic(約899円)」以上のプランを選んでください。Teamsのプラン詳細はTeams無料・有料の違いを完全比較!時間制限を回避するプラン選びも参考になるはずです。
| プラン | Zoom | Microsoft Teams |
|---|---|---|
| 無料 | 40分制限・100人まで | 60分制限・100人まで |
| 入門有料 | プロ:約2,000円〜/月(年払い) | Essentials:約599円〜/月 |
| スタンダード | ビジネス:約2,700円〜/月 | Business Basic:約899円〜/月 |
| 上位 | ビジネスプラス等 | Business Standard:約1,874円〜/月 |
機能の差を一覧で把握する
料金だけでなく、機能面でも両者には明確な差があります。
目的に合った機能が揃っているかどうかを確認しておくと、後から「使いにくい」と感じるリスクを減らせるでしょう。
録画・ブレイクアウトルームは無料から使えるか
ブレイクアウトルームやローカル録画機能は、Zoomなら無料版から利用できます。
一方Teamsの場合、無料版はもちろん、最安有料プランの「Essentials」でも録画やブレイクアウトルームは使えません(Business Basic以上の契約が必須)。グループワークやセミナーを頻繁に行い、確実に録画を残したい方には、無料から機能が充実しているZoomのほうが圧倒的に安全です。
なおTeamsのウェビナー機能との違いはTeamsウェビナー・会議・タウンホールの違いを比較|2026年版使い分けガイドで詳しく解説しています。
AI議事録の費用が2026年の選択の分岐点になる
2026年時点では、両ツールともAIによる議事録の自動作成やアクションアイテムの抽出が標準的になりました。
しかしコスト面で大きな差があります。
Zoom AI Companionは有料プランに追加料金なしで付属しています。
一方、TeamsでAI議事録(インテリジェントな要約)を使うには、「Teams Premium(月額約1,500円)」または「Copilot for Microsoft 365(月額約4,500円)」の追加ライセンスが必要です。ただの議事録要約だけであればPremiumで足りますが、それでもZoomと比べると月々のランニングコストは大きく変わってきます。
Teams Copilotの設定でお困りの方は【Teams】Copilot議事録が出ない原因と設定の直し方を完全ガイド!も参考にしてください。
| 機能 | Zoom | Microsoft Teams |
|---|---|---|
| 無料の会議時間 | 40分 | 60分 |
| 録画機能 | 無料からローカル保存可 | Business Basic以上で可 ※無料・Essentialsは不可 |
| ブレイクアウトルーム | 無料版から利用可 | Business Basic以上で可 ※無料・Essentialsは不可 |
| Officeとの連携 | △(外部連携) | ◎(ネイティブ統合) |
| 外部ゲスト招待 | ◎(アカウント・設定不要) | △(匿名参加ブロックの罠あり) |
| AI議事録 | AI Companion(+0円) | Premium等(+約1,500円〜) |
目的別|ZoomとTeamsどっちを使うべきか
どちらが「良い」かではなく、何に使うかで答えが変わります。自分の状況と照らし合わせて選んでみてください。
Zoomが向いているケース
社外の取引先・顧客との会議が中心の方には、Zoomが向いています。アカウント不要で参加でき、企業ごとの複雑なセキュリティ設定に引っかかりにくいため、初めてオンライン会議を使う相手でも戸惑いが少ないでしょう。
また、AI議事録を追加費用なしで活用したい方、回線が不安定な環境でも安定した通話品質を求める方にも適しています。
- 社外の取引先や顧客と頻繁に会議をする
- ウェビナー・オンラインセミナーを開催したい
- AI議事録をなるべく低コストで使いたい
- 回線が弱い環境でも安定した接続が必要
Teamsが向いているケース
Microsoft 365(Word・Excel等)をすでに使っている方には、Teamsが一択に近いでしょう。
チャット・会議・ファイル共有を一元管理できます。会議中にExcelやPowerPointを共同編集する場面でも威力を発揮するでしょう。ただし、社外の人を会議に招待する場合、自社のTeams設定で「匿名ユーザーの参加」がオフになっていると、相手がリンクを踏んでもアクセス拒否されて会議が始まらない事故が起きやすいため、事前のテストが必須です。
2026年4月のCopilotライセンス変更についてはCopilot 使えなくなった原因と対処法|2026年4月ライセンス変更を解説もあわせて確認しておくことをおすすめします。
- Microsoft 365をすでに契約している
- 社内プロジェクトのチャット・会議を一元管理したい
- 会議中にOfficeファイルを共同編集する機会が多い
- コスト重視でOfficeアプリもまとめて使いたい
よくある質問(Q&A)
実際にフリーランスとして両ツールを使い続けてきた経験をもとに、よく聞かれる疑問にお答えします。
まとめ|シンプルな選び方チェック
ZoomとTeams、どちらが優れているかという答えはありません。自分の用途と照らし合わせて選ぶのが、2026年の賢い選び方です。
| あなたの状況 | おすすめ |
|---|---|
| 社外との会議・ウェビナーが中心 | Zoom |
| Microsoft 365をすでに使っている | Teams |
| AI議事録を低コストで使いたい | Zoom |
| 社内の日常会話もまとめて管理したい | Teams |
| どちらも使いたい(ベストな運用) | 社内Teams + 社外Zoom |
どちらも無料プランから試せるため、まずは実際に使ってみるのが一番の近道です。
「社内はTeams、社外はZoom」という二刀流の運用はすぐに始められますし、自社のスタイルに合ったほうをメインに据えて補完的に活用するのが、2026年流の賢い選び方といえるでしょう。