「新しいOutlook」から元の画面に戻したいのに、トグルが見当たらない、という声を最近よく見かけるようになりました。
本記事では、トグルが見つからない原因と、クラシック版に戻す具体的な手順を順番にご紹介します。
新しいOutlookのトグルが消えた時に考えられる原因
トグルが見当たらない場合、原因はいくつか考えられます。
まずは、ご自身の状況がどのパターンに近いか、チェックしてみましょう。
クラシック版が端末にインストールされていない
Microsoftのサポート情報によると、従来のOutlook for Windowsが端末に入っていない場合、トグル自体が表示されない仕様になっています。
この場合は、まず従来のOutlookがインストールされているかどうかを確認してみましょう。
スタートメニューで「Outlook」と検索し、「Outlook」と「Outlook(クラシック)」のどちらが表示されるかを見れば、簡単に判断できます。
新しいOutlookへの移行方針が影響しているケース
実は、2025年ごろから、Microsoftは新しいOutlookを標準にする移行を段階的に進めています。
この移行スケジュールは、Microsoft 365のプランによって時期が異なります。
企業向けのMicrosoft 365 Enterpriseプランでは、当初2026年4月から自動切り替えが始まる予定でした。
しかし2026年2月に更新されたメッセージセンターの情報(MC949965)により、開始時期は2027年3月へ延期されています。
新しいOutlookでは、トグル以外にも見慣れた機能の表示場所が変わることがあります。Outlookのクイック操作が消えた原因と設定方法でも、似たような戸惑いを取り上げているので、参考にしてみてください。
Web版Outlookと新しいOutlookを混同しているケース
もう一つ多いのが、ブラウザで開く「Web版Outlook」と「新しいOutlook」を混同してしまうケースです。
Web版Outlookには、そもそも従来版へ切り替えるトグルが用意されていないため、探しても見つからないのは当然というわけです。
タスクバーやスタートメニューから起動したアプリなのか、ブラウザで開いたページなのかを、まず確認してみてください。
「新しいOutlook」のアプリで連絡先の場所が分からなくなった場合は、Outlookの連絡先はどこ?見つからない時の開き方も参考になります。
トグルが表示されている場合のクラシック版への戻し方
トグルが表示されている場合は、操作はとてもシンプルです。
画面右上にある「新しいOutlook」のスイッチをオフにすると、切り替え用のメニューが開きます。
画面右上のトグルから切り替える手順
新しいOutlookの画面右上には、「新しいOutlook」と表示されたトグルスイッチがあります。このトグルをクリックすると、画面に2つの選択肢が表示される仕組みです。
ひとつは「従来のOutlookに戻る」、もうひとつは「今回はクラシックOutlookを使用」というボタンになります。
どちらを選ぶかによって、その後の動作が変わってくるため、内容をよく確認してから選んでみてください。
なお、同じ操作はリボンの「ヘルプ」タブ内からも行えるため、トグルが見つかりにくい場合は後ほど紹介する方法も試してみましょう。
「従来のOutlookに戻る」と「今回だけ使う」の違い
この2つの選択肢は、似ているようで動作がまったく異なります。「従来のOutlookに戻る」を選ぶと、フィードバック入力画面が表示されたあと、クラシックOutlookに切り替わる流れです。
それ以降は、Outlookを起動するたびにクラシック版が開くようになります。一方、「今回はクラシックOutlookを使用」を選んだ場合は、その場だけクラシック版が開く点に注意が必要です。
次回起動時には、再び新しいOutlookへ自動的にリダイレクトされます。
| 選択肢 | 次回起動時の動作 | おすすめの場面 |
|---|---|---|
| 従来のOutlookに戻る | クラシックOutlookが直接開く | 今後もクラシック版を使い続けたい場合 |
| 今回はクラシックを使用 | 新しいOutlookに自動で戻る | 一時的に旧画面で作業したい場合 |
トグルが消えた・見つからない時に試したい対処法
画面のどこを探してもトグルが見つからない場合は、以下の方法を順番に試してみてください。
リボンの「ヘルプ」タブから「従来のOutlookに移動」を試す
最初に確認したいのが、画面右上のトグルとは別に用意されている、リボンの「ヘルプ」タブです。
「ヘルプ」タブを開くと、「従来のOutlookに移動」という項目が表示される場合があります。
Microsoft公式のQ&A情報でも、新しいOutlookに切り替わったあとクラシック版に戻す方法として、トグルの操作と並んでこの項目が案内されています。
トグル自体が見当たらない場合でも、この項目だけは残っているケースがあるため、レジストリ編集などに進む前に、まず試してみる価値があります。
スタートメニューから「Outlook(クラシック)」を直接起動する
次に試したいのが、新しいOutlookを経由せず、クラシック版を直接起動する方法です。
Windowsのスタートメニューで「Outlook」と検索すると、複数のアイコンが表示されることがあります。
このとき、「新規」というタグが付いていないアイコンが「Outlook(クラシック)」です。
こちらを選んで起動すれば、トグルを探さなくても、いきなりクラシック版を開ける場合があります。
レジストリエディターで「UseNewOutlook」を編集する
ヘルプタブにも該当の項目がなく、直接起動してもクラシック版が開かない、または自動的に新しいOutlookへ戻されてしまう場合は、レジストリの設定を確認してみましょう。
Microsoft公式のサポート情報でも、トグルが表示されないときの対処法として、この方法が案内されています。
操作前には、念のためレジストリのバックアップを取っておくと安心です。編集するのは「UseNewOutlook」の値のみにとどめ、他の項目には触れないようにしましょう。
値を「0」に変更したあと、改めてスタートメニューからクラシック版を起動してみてください。
クラシック版が見当たらない場合の対応
スタートメニューを確認しても、「Outlook(クラシック)」自体が見つからないケースもあります。この場合は、従来のOutlookがそもそも端末にインストールされていない可能性が高いです。
インストール手順については、Microsoft公式サポートの案内ページで、最新の手順を確認するようにしましょう。
インストール後にOutlookがうまく起動しない場合は、Outlookが開かない・起動しない原因と直し方も参考にしてみてください。
また新しいOutlookに切り替わらないようにする設定
せっかくクラシック版に戻しても、また自動的に新しいOutlookに切り替わってしまうと困りますよね。
ここでは、その対策と、今後の移行スケジュールについて見ていきましょう。
「新しいOutlookオプション」で自動切り替えをオフにする
クラシックOutlookを開いたら、「ファイル」タブから「オプション」を選択します。次に「全般」の項目にある「新しいOutlookオプション」を開いてみてください。
ここに「自動的に新しいOutlookに切り替える」という項目があるので、チェックを外しましょう。
この設定をオフにしておくことで、意図しないタイミングで画面が切り替わるのを防げるはずです。
2026年以降の移行スケジュールを踏まえた心構え
Microsoft公式の情報では、クラシックOutlookは2029年ごろまで利用できる見込みとされています。
ただし、2025年ごろから、新しいOutlookが標準として表示される移行期に入りつつあります。
特に企業向けのMicrosoft 365 Enterpriseプランでは、2026年2月の発表により、自動切り替えの開始が2027年3月へ延期されました。
プランによって適用時期は異なるため、最新のスケジュールは管理者向けの通知で確認するのがおすすめです。
Q&A【よくある疑問まとめ】
まとめ
新しいOutlookから戻すトグルが見当たらない場合は、まずリボンの「ヘルプ」タブに「従来のOutlookに移動」という項目が残っていないかを確認してみましょう。
トグルが表示されているなら、「従来のOutlookに戻る」を選ぶだけで、切り替えはシンプルに完了します。
それでも見つからないときは、スタートメニューからの直接起動や、レジストリの「UseNewOutlook」確認を順番に試してみてください。