Outlookメールが送れないエラーの直し方|2026年SMTP認証廃止と解決策

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「送信」を押したのに、メールが一向に届かない。送信トレイに溜まったまま動かない。

 

そんな経験はありませんか?

 

Microsoftが段階的に進めてきたSMTP認証(基本認証)の廃止により、これまで問題なく動いていたOutlookの送信設定が突然使えなくなるケースが急増しているのです。

 

本記事では、フリーランスブロガーとして日々Outlookを使い倒している筆者が、エラーの原因を症状別に整理し、データを失わずに確実に直せる安全な解決手順をまとめました。

 

設定画面を図解で示しながら丁寧に説明しますので、パソコンが苦手な方でも安心して進められるはずです。

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Outlookメールが送れない主な原因を把握しよう

送信エラーが起きる原因は1つではありません。

 

エラーメッセージや症状によって対処法がまったく異なるため、まず「自分がどのパターンか」を確認することが解決への近道です。

症状とエラーコードで原因を見分ける

Outlookが送信できない場合、画面には何らかのエラーメッセージが表示されることがほとんどです。以下の表で、よく出るエラーコードと原因を照合してみてください。

エラーコード・症状 主な原因 対処の方向性
送信トレイに残ったまま動かない データ容量超過・オフライン作業状態 オフラインにして強制削除・接続確認
0x800CCC0F サーバーとの接続が切断 ポート番号・SSL設定の見直し
0x80042109 送信サーバー(SMTP)に接続できない ポート番号・ファイアウォール確認
0x800CCC78 送信者アドレスの認証失敗 アカウント設定の再確認
5.7.3 / 5.7.57 SMTP基本認証が無効化されている OAuth 2.0への切り替え(Exchange再設定)
メールが大きくて送れない 添付ファイルのサイズ超過(25MB以上) クラウド(OneDrive等)リンクで共有

 

エラーコード「5.7.57」や「5.7.3」はSMTP認証廃止に直結するメッセージです。

 

2026年現在この番号が出た場合は、後述の「新しいプロファイルでのOAuth認証切り替え」が最優先の対処法になります。

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Outlookメールが送れない時の解決手順【症状別】

ここからは実際の解決手順を症状ごとに解説します。自分の状況に合うものから試してみてください。

【手順1】まずネットワークとOutlookの基本状態を確認する

複雑な設定変更の前に、まず基本的な原因を潰しておきましょう。意外とシンプルな原因で解決することも多いです。

 

チェック項目 確認方法
インターネットに繋がっているか ブラウザでWebサイトを開いて確認
「オフライン作業」になっていないか 「送受信」タブ→「オフライン作業」がハイライトされていないか確認
送信済みアイテムに入っているか 送信済みに入っていれば相手側の受信拒否・迷惑メール設定の可能性
Outlookを再起動したか 一度「×」で閉じてから再度立ち上げる

「送受信」タブにある「オフライン作業」ボタンが有効(グレーにハイライトされた状態)になっていると、メールは一切送受信されません。

 

うっかり押してしまっているケースは意外と多いので、最初に確認しましょう。

【手順2】送信トレイに詰まったメールを「オフライン」で救出・削除する

「添付ファイルが大きすぎる」などの理由でメールが送信トレイに詰まると、Outlookが裏で送信処理を繰り返すため、そのメールを直接削除しようとしても「送信中のため削除できません」とエラーが出ます。

 

このロック状態を解除するには以下の手順が必要ですが、その前に重要な注意点があります。

⚠️ 警告:削除すると「書いた本文」も消滅します
数時間かけて書いた長文メールが詰まった場合、そのまま右クリックで削除すると本文データが完全に失われます。削除する前に、メールを「下書き」フォルダにドラッグ&ドロップして移動させるか、デスクトップにドラッグして保存(.msgファイル)し、添付ファイルを外してから再送信するのが安全です。

Outlook — 詰まったメールの救出と強制削除手順

1
「送受信」タブの「オフライン作業」をクリックしてオンにする
これで裏側の送信処理(ロック)を強制的に遮断します。右下のステータスに「オフライン作業中」と出ます。

2
Outlookを一度「×」ボタンで閉じ、再起動する
再起動することで確実に通信が切断された状態を作ります。

3
「送信トレイ」を開き、詰まっているメールを「下書き」フォルダへドラッグして移動
オフライン状態なら「使用中」エラーが出ずに移動(または削除)できます。下書きで添付ファイルを外しましょう。

4
再び「送受信」タブから「オフライン作業」をクリックして解除する
これを解除し忘れると永遠にメールが届きません!右下の表示が「接続中」に戻ったことを必ず確認してください。

【手順3】SMTP認証廃止が原因の場合は「新プロファイル」で再設定する

エラーコード「5.7.57」や「5.7.3」が出ている場合は、SMTP基本認証の廃止が原因です。最新のモダン認証(OAuth 2.0)で接続し直す必要があります。

 

【⚠️極大リスクに注意】
ここで「既存のアカウントを削除」してしまうと、IMAP接続の場合は「このコンピューターのみ」に保存されていた連絡先やカレンダーのデータが永遠に消滅してしまいます。必ず以下の「新しいプロファイルを追加」する手順で安全に行ってください。

コントロールパネル — 安全な新プロファイルの追加

1
「コントロールパネル」を開き、「Mail (Microsoft Outlook)」をクリック
※右上の表示方法を「大きいアイコン」にすると見つけやすいです。

2
「プロファイルの表示」をクリックし、「追加」ボタンを押す
新しいプロファイル名(例:Outlook2026)を入力してOKを押します。

3
メールアドレスを入力し、Microsoftのサインイン画面で認証する
パスワードやスマホ承認を済ませると、自動的に最新のExchange(OAuth)接続として追加されます。

4
「常に使用するプロファイル」を新しく作ったものに変更してOK
次回Outlook起動時から、最新の認証方式でメールが正常に送受信されます ✓
💡 万が一うまくいかなくても、プロファイル設定を元の名前に戻せば、いつでも以前の状態(連絡先等も無事)に復元できます。

なお、新しいOutlook(New Outlook)へ移行すると、バックグラウンドで自動的にOAuth認証でのExchange接続に切り替わるケースもあります。

 

移行を検討している方は、新しいOutlook vs 旧Outlook 機能比較の記事も参考にしてみてください。

【手順4】手動設定が必要な場合の正しいSMTPポート・SSL設定

他社プロバイダーのメールや、レンタルサーバーの独自ドメインをPOP/IMAPで運用していて手動設定が必要な場合は、ポート番号やSSLの設定が古いままだと接続できません。

 

Outlook — 送信サーバー(SMTP)の正しい設定値

一般的なプロバイダー・レンタルサーバーのPOP/IMAP手動設定例
送信サーバー(SMTP)
smtp.プロバイダー名.jp
ポート番号
587(または 465)
暗号化方式
STARTTLS(465ならSSL/TLS)
認証が必要
「送信サーバー(SMTP)は認証が必要」にチェック
❌ ポート25番は現在、迷惑メール対策(OP25B)でほぼ全ての回線でブロックされます。

 

Outlookが起動しない・開かない状態が同時に発生している場合は、Outlookが開かない・起動しない原因と直し方の記事もあわせて確認するのがおすすめです。

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複合機・サードパーティアプリからOutlook経由で送れない場合

個人のPCだけでなく、オフィスの複合機(スキャナ)や業務システムからMicrosoft 365のメールを送る場合にも、基本認証廃止の影響が出ています。

アプリパスワードが使えなくなった場合の代替手段

かつてはMicrosoftアカウントで「アプリパスワード」を発行し、それを複合機のSMTPパスワードとして使う方法がありました。

 

しかしセキュリティ強化に伴い、この手段は現在多くのテナントで事実上利用不可となっています。

 

代替手段として有効なのが以下の2つです。

代替手段 概要 向いているケース
SMTPリレー(コネクタ設定) 固定IPアドレスで認証不要の送信コネクタを作成 オフィスの複合機・自社システムからの送信
別のSMTPサーバー(Gmail等) Googleの送信サーバーなどを一時的に経由させる 個人・小規模での一時的な回避策

複合機からスキャンデータをメールで送れなくなった場合の詳しい手順は、複合機スキャンのメールが送れない原因と直し方【SMTP認証廃止対応2026】にまとめています。合わせて参照してみてください。

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それでも送れない時に試すべき追加対処法

セキュリティソフトやファイアウォールが原因の場合

ウイルス対策ソフトやWindowsファイアウォールがSMTPポート(587等)をブロックしているケースがあります。

 

一時的にセキュリティソフトの「リアルタイム保護」などを無効化した状態でOutlookから送信テストを行い、送れるようになる場合はソフト側の除外設定を見直しましょう。テスト後は必ず有効に戻すことを忘れないでください。

🛠️
ネットワークモジュール(Winsock)の初期化
検索窓に「cmd」と入力

管理者として実行
管理者: コマンド プロンプト
REM 1. 通信の土台(Winsock)をリセット
> netsh winsock reset

 

REM 2. 古い接続先データ(DNS)をクリア
> ipconfig /flushdns
📥
Winsockリセット
通信の土台を直す
🔍
DNSクリア
古い接続先を破棄
再起動
ネットワーク復活
💡 コマンド実行後は、必ずPC本体を再起動して設定を適用してください。
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Q&A

ここではよく寄せられる疑問に、実際のトラブル対応経験を踏まえながら答えていきます。

Q. 急にOutlookから送れなくなった。昨日まで使えていたのに?
A. Microsoftの認証ポリシー更新(基本認証の廃止)が原因である可能性が非常に高いです。私も突然「SMTP認証エラー」で送信トレイにメールが残り続ける事態に見舞われましたが、これはセキュリティ強化により古い認証方式が順次無効化されているためです。解決には、プロファイルを新しく作り直してOAuth(モダン認証)で再認証するのが最短の道です。パスワードを何度入れ直しても直らない場合は、まずこの認証方式の不整合を疑ってみてください。

Q. 一部の宛先にだけ送れないのはなぜですか?
A. 特定の宛先だけに届かない場合、自分のOutlookではなく相手側の迷惑メールフィルターや受信拒否設定が原因です。送信済みアイテムにメールが移動しているのに届かないなら、相手のサーバー側で弾かれています。特に、添付ファイル付きや特定のURLを含むメールが標的になりやすいため、まずは一度ファイルなしの短文でテスト送信してみるのが有効な切り分け方法です。自分の設定に不備がないか気になる方は、関連記事の「迷惑メール設定の解除手順」も確認してみてください。

Q. スマホのOutlookアプリからは送れるのにPCから送れないのはなぜ?
A. スマホ版アプリは最初から最新の認証方式(OAuth)が標準化されていますが、PC版の古いプロファイルには旧式のパスワード認証の残骸が残っていることがあるためです。スマホが正常ならアカウント自体は正常に生きていますので、PC側でプロファイルを新規作成し、Exchangeアカウントとして再設定してみてください。私も過去にPCだけ送信不可になったことがありましたが、プロファイルの作り直しだけであっさり解消しました。

Q. メールは送れるのに添付ファイルを付けると失敗します。
A. 添付ファイルのサイズ制限(一般的に25MB程度)を超えている可能性が高いです。エラーで送信トレイに詰まってしまった場合は、一旦「オフライン作業」に切り替えてから削除し、OneDrive等にアップロードして共有リンクを送る方式に変更してください。また、受信側のトラブルでお悩みの方は、別記事の「メールが届かない時の直し方」で受信エラーに特化した解決手順を詳しく解説しています。
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まとめ|Outlookメール送れないエラーは原因特定が最優先

Outlookでメールが送れないエラーは、SMTP認証廃止・ポート設定のミス・通信モジュールの破損など、複数の原因が絡み合っています。

 

2026年現在もっとも多いのは、SMTP基本認証の廃止による「5.7.57」エラーです。この場合は新しいプロファイルを作成し、OAuth 2.0(モダン認証)への切り替えを行うのが根本的な解決策になります。

 

症状・エラー 優先して試す対処法
エラーコード 5.7.57 / 5.7.3 新プロファイル追加によるOAuth 2.0切り替え
送信トレイに残ったまま動かない オフライン作業にして詰まったメールを強制削除
0x80042109 / 0x800CCC0F SMTPサーバー名・ポート番号(587等)・SSL設定の確認
一部宛先だけ届かない 相手側の迷惑メール設定を確認
設定は正しいがどうしても送れない コマンド(netsh winsock reset)による通信修復・セキュリティソフトの確認

 

手順を一つずつ試せば、ほとんどのケースで解決できるはずです。もし対処してもまだ解消しない場合は、Microsoft サポートへの問い合わせも検討してみてください。

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