1999年に名古屋市西区で発生した主婦・高羽奈美子さん(当時32歳)殺害事件の容疑者として逮捕された安福久美子(69歳)。
事件発生から26年越しの逮捕と、安福久美子が被害者の夫である高羽悟さんと同級生だったことが、大きな話題となっています。

本記事では安福久美子について、詳しくまとめていきます。
安福久美子の旧姓は山口久美子!
安福久美子の高校時代(1970年代頃)の姓は「山口久美子」でした。

被害者の夫・高羽悟さん(69歳)が警察から「犯人はあなたの知り合い」と告げられた際、即座に「山口久美子?」と旧姓で思い浮かべたと証言しています。
結婚後に「安福」姓に変わったとみられますが、具体的な結婚時期は分かっていません。
安福久美子の夫
安福久美子は結婚しており、夫(名前・職業非公表、70代前半と推定)と長年連れ添っていました。
夫と思われる安福姓の男性の名前も特定されていますが、本記事では名前の掲載は控えます。
名古屋市西区主婦殺害事件の安福久美子容疑者について、県警の会見で容疑者の自宅住所が発表されていました。
ハローページに少なくとも1993年頃からこの場所に安福という苗字の男性が住んでいることがわかります。容疑者の夫と思われます。— シエロ シ羊介📱 (@pisuke_music) October 31, 2025
家族構成は夫と、息子が少なくとも一人いるとされ、近所では「優しい母親」との印象でしたが、逮捕の衝撃で近隣住民は驚愕しています。
夫は日曜大工や庭いじりが趣味で、近隣住民からは「自転車で買い物に行くおじいさん」として目撃されていました。
安福久美子は逮捕時、容疑者は夫や家族に迷惑をかけまいと一人で出頭したと報じられています。
安福久美子の自宅住所
安福久美子の現在の自宅は愛知県名古屋市港区東海通5丁目(港区東海通5)です。
事件現場(西区稲生町)から約2km離れた場所で、事件後、被害者家族が転居した自宅の近くに長年住んでいました。

ネット上では自宅住所が特定され、自宅の外観の画像も出回っています。

安福久美子容疑者宅前には現時刻にも記者と思われる人たちがいて近所に聞き込みしたりしてる。
当然容疑者宅には誰もいない模様。 pic.twitter.com/Cs0X6Qn7fT— MυʂԋɾσσɱSσυρ🍄 (@otiyesew) November 2, 2025
住所も拡散されていますが、念のため本記事では掲載を控えます。現在は自宅に誰もいないみたいです。
惟信高校出身で高羽悟さんの同級生
安福久美子と高羽悟さんは愛知県立惟信高等学校の同級生で、同じソフトテニス部に所属していました。

高校時代、安福(当時山口久美子)から高羽さんに告白の手紙やバレンタインチョコが渡されたことがありましたが、二人が交際することはありませんでした。
高羽さんが大学でソフトテニスを続けていた際、山口久美子が試合の応援に訪れたことがありましたが、お互い連絡先も知らず、交流が続くことはありませんでした。
その後、事件が起きる1年前(1998年)の惟信高校ソフトテニス部のOB会で二人は再会します。
安福は高羽さんに「仕事しながら主婦業をしている」と話したそうです。
安福久美子の現在と顔写真
安福久美子の学生時代の顔写真は公開されていますが、現在の素顔が分かる顔写真は公開されていません。

安福久美子は名古屋市内の大型スーパーで事務員(アルバイト)として勤務していました。
事件の概要
1999年11月13日に愛知県名古屋市西区で発生した主婦殺害事件(通称:名古屋主婦殺害事件)は、26年間にわたり未解決のままで推移していましたが、2025年10月31日に安福久美子が逮捕され、急展開を迎えました。
- 発生日時と場所: 1999年11月13日午後2時半頃、名古屋市西区稲生町5のアパートの一室。
 - 被害者: 高羽奈美子さん(当時32歳、主婦)。首や体を刃物で複数回刺され、失血死した状態で発見されました。部屋には食べかけのミカンやカップ麺が残されており、犯人が女性で、血液型B型、年齢40〜55歳と推定され、犯人が腕にけがを負った可能性が指摘されていました。また、現場に残された乳酸菌飲料の液体(被害者家族の飲用習慣がないもの)が注目されていました。
 - 捜査状況: 愛知県警は事件後、のべ10万人以上の捜査員を投入し、5,000人以上の関係者から事情聴取を実施。最大300万円の「捜査特別報奨金」対象事件にもなりましたが、進展がなく長年未解決でした。
 
逮捕までの経緯
- 容疑者: 安福久美子容疑者(69歳、名古屋市港区在住のアルバイト)。
 - 逮捕日時: 2025年10月31日、殺人容疑で逮捕。11月2日に送検されました。
 - 逮捕の経緯: 2025年に入り、過去の参考人数百人を再検証する中で安福容疑者が浮上。今年複数回任意聴取を受けていましたが、当初DNA型鑑定への協力を拒否していました。先月頃にようやく応じ、DNAが事件現場の血痕と一致。10月30日に自ら愛知県警西署に出頭し、殺害への関与をほのめかしたため、任意同行の上、逮捕に至りました。容疑者は「合っています」と容疑を認め、事件時に手にけがを負ったと供述しています。
 - 被害者との関係: 安福容疑者と被害者・高羽奈美子さんには直接の面識はなかったとみられます。ただし、安福容疑者は被害者の夫・高羽悟さん(当時高校の同級生、ソフトテニス部所属)の同級生で、過去に悟さんから告白の手紙を受け取ったことがありました。事件前年のOB・OG会で再会し、短い会話を交わしています。
 - 動機について:動機は現時点で不明で、警察は引き続き調べを進めています。SNS上では同窓会での出来事や過去の関係が動機ではないかと推測が飛び交っていますが、公式な情報は出ていません。
 
被害者家族の反応
- 夫・高羽悟さん: 逮捕の報を聞き「まだ実感が湧かない」と語りました。事件後、現場のアパート部屋を「現場保存」のため2,000万円以上で26年間借り続け、捜査に協力していました。
 - 長男・高羽航平さん(当時2歳、現在28歳): 11月2日の被害者の27回忌法要で「26年間探し続けた容疑者がようやく捕まった」と安堵の表情を見せました。家族は事件のトラウマを抱えつつ、日常を営んでいました。
 
  
  
  
  