1月15日に東京・文京区の東京大学で、大学入学共通テストを受験する高校生ら3人が、男子高校生(17)切り付けられる事件が起きました。
3人を切りつけた犯人は愛知県在住の高校2年生で、文春が東海高校に在籍していたと報じました。
逮捕された少年の所持品に東海高等学校の生徒手帳があったそうです。
文春の報道が事実であれば、東海高校の生徒ということになりますね。
東大刺傷事件の概要
1月15日午前8時半ごろ、大学入学共通テストが行われている東京大学弥生キャンパス前の路上で受験生ら3人が刃物で刺される事件が起きました。
刺されたのは以下の3人でいずれも刃物で背中を刺されました。
・千葉県の男子高校生(18）
・千葉県の女子高生(17）
被害者の容態ですが、男子高校生は重傷で女子高生は軽傷でしたが、命に別状はないとのこと。
72歳の男性は刺された後、意識がありましたが、救急搬送後に容態が急変。現在、手術が行われています。
捜査関係者によると、
17歳少年は詰め襟の制服のような格好で家から持参した刃渡り15センチのナイフを所持。
72歳男性、18歳女子学生、18歳男子学生の順で背中から刺したということです。
大声を上げたりはせず、小走りで3人に駆け寄って、次々と刺します。
事件に気づいた警備員が、すぐに少年を捕まえて刃物を取り上げ,
殺人未遂の現行犯で逮捕されました。
一方、逮捕された高校生は｢犯行前に、付近に火を付けた｣などと話し、
午前8時半ごろ、南北線東大前駅の改札付近で、爆竹のようなものがまかれてボヤ騒ぎが起きたことも報道されています。
警視庁は逮捕された高校生と、地下鉄構内で起きた爆竹騒ぎとの関連を調べている状況です。
※追記
東大刺傷事件の直前に起きた東京メトロ南北線東大前駅構内での放火も少年が関与しているとみられています。
少年は駅構内で校名(東海高校)と偏差値を絶叫しながら着火マッチ投げて、火をつけようとしていました。
目撃者の情報によると、逮捕後の男子高校生(17)は無表情で、事件の直前には『俺は東大を受験するんだ!』などと叫んでいたそうです。
逮捕後は、
「医者になるために東大を目指して勉強していたが、成績が一年前からふるわなくなり自信をなくした」
「事件を起こして死のうと思った」
と供述。
自暴自棄による犯行だったみたいです。
東大に行けなくても医者になることはできます。
実力に見合った大学の医学部に進学すればよかったと思いますが、
自分が勉強できないからという理由で他人を傷つける人に医者にはなってほしくはありません。
東海高校2年17歳犯人の顔画像・名前(実名)
殺人未遂の現行犯で逮捕された犯人は未成年ということで、名前や顔画像は明らかになっていませんでした。
現在、ネット掲示板に犯人とされる男の顔画像が投稿されていました。
しかし、誰が投稿したのか不明で信憑性は限りなく低いです。
そのため、ネットにアップされていた画像の掲載は控えますが、日テレが逮捕されたときの少年の様子をモザイクつきで報じています。
こちらはドライブレコーダーの映像で、少年が複数の警察官に捜査車両に乗せられるところと思われます。
ハッキリとした顔画像は不明ですが、目撃者によると『短髪の男』と報じられています。
少年は事件前日に名古屋から高速バスで上京したとみられ、
１４日夜には少年の家族から行方不明届が出され警察が捜索していました。
14日朝、学校に登校してから家には帰ってこなかったそうです。
逮捕された少年は「去年から事件を起こそうと考えていた」と供述しており、計画的な犯行だった可能性が高いです。
東海高校と17歳少年(犯人)の両親について
文春の報道により、逮捕された少年は、愛知県下の名門エリート男子校の東海高校に通っていたことが確定。
14年連続で国公立大医学部合格者ランキングで1位となっている有名な高校ですね。
直近の進学実績では、卒業生428名中30名が東京大学に進学。
京都大学31名が進学し、多くの生徒が有名な国公立・私立大学に合格しています。
さっき、散歩で名古屋市東区全域うろちょろしてたら、東海高校に報道関係者来てたわ
え、もしかして、東大刺傷事件の逮捕の少年名古屋の高校生らしいけど、東海高校の生徒じゃない？？ pic.twitter.com/yPpQqbaZbw
— RRR㌠ 東海地方最大👑めちゃ仕事が速い！出稼ぎ在籍はおまかせください (@8subq) January 15, 2022
文春が報道する前からマスコミの画像や逮捕された少年の服装などから東海高校の生徒だと噂になっていました。
・名古屋市在住
・高校2年生の17歳
・私立高校に通っている
・犯行当時、詰め襟の学生服を着用
・凶器は、刃渡り15センチの刃物(自宅から持参)
・去年から事件を起こそうと犯行を計画
愛知県の私立高校で詰め襟の学生服なのは3校くらいしか候補がなかったため、東海高校も噂になっていました。
逮捕された少年がエリート高校に通い、「勉強がうまく行かず死のうと思った。去年から事件を起こそうと思っていた」と供述していることなどから、
少年が両親からプレッシャーを感じていたのではと話題になっています。
医者を継ぐのに東大じゃなければダメとか言われたんだろうか？
親のエゴで押し潰されたのは気の毒だけど、何の関係もない受験生に当たるとか、共感できないところが多すぎるわ。
医者になるなら東大じゃなくてもいいけど東大じゃなきゃいけない何らかのプレッシャーがあったんやろな
— 旧姓斉藤【お仕事募集中】 (@chelle_ingham) January 15, 2022
両親が医者で、東大出身だったと推察する意見もありましたが、
現時点では逮捕された少年の両親や家庭環境については一切報じられていません。
17歳の少年親が行方不明届を出したときに、
『学校に行っていると思ったが行っておらず、未だ連絡がなく帰宅しない。成績不振に悩んでいた』
と警察に説明しています。両親は息子が成績不振で悩んでいたことを認識していたことくらいしか判明していません。
そのため、少年がプレッシャーから犯行に及んだというのはあくまでネット上の噂です。
東海高校はとても自由で緩い学校ですよ。
先生たちはいつも保護者に対して、勉強勉強言わないように言います。息子さん自信でやる気をだすまで待つように。親子関係を良好に保てるようにささえてくれています。— 陽気なマミー (@banirahime54053) January 15, 2022
少なくとも学校の環境は評判がいいみたいですね。
追記：東海高校17歳犯人の高校・中学の成績
FLASHの報道により、犯人の学校生活の様子や成績が明らかになりました。
犯人の少年は高校から入ってきたいわゆる『高校入学組』
落ち着いた性格で、成績も優秀。
部活には入っていませんでしたが、友人も多かったそうです。
生徒会役員選挙に立候補したり、修学旅行の委員をやったりと、学校行事には積極的に参加する学生だったとFLASHが報じています。
生徒会役員選挙には落選しましたが、生徒会メンバーとして残り、校内新聞の編集作業などに携わっていたそうです。
かなりハイスペックな人物だったみたいですが、1年前から成績を落ちて医者になれないのなら、このまま自殺しようと考えるように至ります。
逮捕された少年は、
「目指している医者になれないのなら、このまま自殺しようと考えるようになりました」と供述。
最初は自分だけ死んで、人を傷つけるつもりはなかったみたいです。
なぜ他人を巻き込んだかというと、
「自殺する前に、人を殺して罪悪感を背負って切腹しようと考えるようになり、包丁やナイフ、金属ノコギリを買って用意しました」
と供述。
実際に少年は、長さ12センチの包丁に、およそ20センチのノコギリ、ツールナイフを所持していました。
成績が悪く落ち込んでいたとしても、『人を殺して罪悪感を背負って….』というのは身勝手な考えです。
未成年とはいえ、許されることではないですね。
・部活には入っていなかった
・友人は多かった
・生徒会選挙に立候補
・修学旅行の委員
・医者を目指し東大に入ろうと思っていた
・1年前から成績が落ちて悩んでいた
こうしてみると、とても地下鉄で放火し、東大前で無差別通り魔事件を起こすような人物の経歴とは思えませんね。
少年は高校入学組で中学は東海ではありませんでした。
どこの中学校に通っていたかは不明ですが、中学時代の知人によると吹奏楽部に所属。
「温厚で誰にでも優しくて。まだ信じたくない。そんなことするような人じゃなかった」
「大会とか何かの区切りのときに手紙を１人１人に書いてくれて」
「勉強はすごくできていました。休み時間に勉強していた」
中学時代は勉強の成績はトップクラスで、根は真面目で誰にでも優しかったと中学時代の知人は話しています。
中学ではトップレベルでも東海高校だと、愛知県内の頭のいい学生が集まりますからね・・・
高校生になってからどの程度成績が落ちてたのかは不明ですが、完璧主義者過ぎたのかもしれません。
※追記
逮捕された少年が2021年9月頃に成績の悩みを担任に相談していたことが判明。東大理科3類を目指していましたが、成績が思うように上がらず、校内では中下位にとどまっていたとのこと。
少年は「このままだとかなり厳しい」と話し、担任は「頑張れ」などと声を掛けていました。
「医者になりたい」が一番ならば東大にはこだわらないと思うので、家庭からのプレッシャーか、学校からのプレッシャーか、他の子に負けたくないという本人のプライドか、まだ何も分かりませんが、東大に固執してるところが不幸の始まりでは。
追記：少年の父親と少年が通う高校が謝罪コメントを発表
「このたびは、世間をお騒がせしまして、誠に申し訳ございません。被害にあわれましたご本人様には、心より申し訳なくお詫び申し上げます。一日も早いご回復をお祈り申し上げますと共に、ご家族、ご関係者の方々にも併せてお詫び申し上げます。現在、警察による捜査段階で、私共がこの件に関して行動することを控えるよう言われておりますので、被害者様へのお詫びにもお伺いできず、心苦しい限りです。このたびは誠に申し訳ございませんでした」
「本校は、もとより勉学だけが学校生活のすべてではないというメッセージを、授業の場のみならず、さまざまな自主活動を通じて、発信してきました。また本校の長い歴史のなかで、そのような校風を培ってきました。ところが、昨今のコロナ禍のなかで、学校行事の大部分が中止となったこともあり、学校からメッセージが届かず、正反対の受け止めをしている生徒がいることがわかりました。これは私たち教職員にとっても反省すべき点です。「密」をつくるなという社会風潮のなかで、個々の生徒が分断され、そのなかで孤立感を深めている生徒が存在しているのかもしれません。今回の事件も、事件に関わった本校生徒の身勝手な言動は、孤立感にさいなまれて自分しか見えていない状況のなかで引き起こされたものと思われます。今後の私たちの課題は、そのような生徒にどのように手を差し伸べていくかということであり、それが根本的な再発防止策であると考えます。」
