025年の「第42回埼玉県写真サロン」（主催: 全日本写真連盟埼玉県本部・朝日新聞社）で、最優秀賞を受賞した作品「俺の頭だぞ！」が、11月8日に授賞取り消しとなりました。
この作品は、カエルの頭にトンボが止まるユーモラスな瞬間を捉えた写真でしたが、SNS上で作品が「著作権フリーの生成AI画像にそっくり」と指摘が相次ぎました。
某フォトコンで確かな技術と構成の巧みさで最優秀賞を獲った作品が著作権フリーの生成AI画像に見えるのはワイの気のせいかな
写真の比率が違うから気のせいだな() pic.twitter.com/9PvLAcw6Yl— ウルフ (@WolfRXM2) November 7, 2025
その後、製作者本人が「自身が制作していない作品を応募した」と説明したため、受賞取り消しの判断となりました。
「俺の頭だぞ！」の製作者は誰なのでしょうか？
「俺の頭だぞ」の製作者は写真家・小山憲一
「俺の頭だぞ」の製作者は写真家の小山憲一氏です。
顧問が写真を撮らずにネットで写真を漁ってると思うと、なんか哀れやな。
第42回埼玉県写真サロン入賞作品
最優秀賞「俺の頭だぞ！」小山憲一全日本写真連盟 フォトセントラル支部 #小山憲一 https://t.co/2yE23lWyXj pic.twitter.com/hYpUkBKMWn
— (@DDDEmz) November 7, 2025
全日本写真連盟埼玉県本部の公式サイトによると、「カエルの頭にトンボがひょいっと止まっている、とてもユーモアあふれる一枚です」「確かな撮影技術と構成の巧みさで、不思議な魅力と親しみを兼ね備えた作品になりました」と評価されていました。
作品は今年9月、埼玉県立近代美術館で展示されたほか、朝日新聞の埼玉版朝刊にも掲載されていました。
小山憲一のwiki経歴
小山憲一氏は、主に埼玉県を中心に活動するアマチュア写真家・指導者として知られています。
公式の写真連盟サイトやコンテスト記録から経歴をまとめると以下の通りです。
経歴の詳細
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項目
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内容
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所属・役職
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– 全日本写真連盟（APA）関東本部委員 – 全日本写真連盟 フォトセントラル支部 顧問 – 行田市美術家協会長
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主な活動
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– 埼玉県内の写真コンテストへの出品・入賞歴多数（例: 過去の「埼玉県写真サロン」で特選や優秀賞受賞） – 風景写真を中心に、冬の自然景観や日常スナップをテーマとした作品を制作 – 支部対抗戦などのAPA主催イベントで入選（例: 2017年支部対抗戦風景部門で「光の旋律」入選） – 写真指導者として、初心者向けワークショップや支部活動を主宰
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代表作例
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– 「残望の風景」（埼玉県写真サロン入賞作品: 冬の朝の田園風景を象徴的に描いたもの） – 「光の旋律」（APA支部対抗戦入選）
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その他
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– 埼玉県立近代美術館での展示経験あり – 朝日新聞埼玉版への掲載歴あり
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現在はプロの写真家というよりは、写真サークルや支部の顧問・委員として後進の指導に携わっています。
最優秀賞取消しについて
- 作品の概要: 最優秀賞作品は「俺の頭だぞ！」。カエルの頭にトンボが止まるユーモラスな瞬間を捉えた写真で、「確かな撮影技術と構成の巧みさ」を評価されました
- 問題の発覚: 授賞発表後、SNS上で「海外サイトのAI生成画像と酷似している」「著作権フリーの生成AIコンテンツに見える」との指摘が相次ぎました。具体的には、比率の違いはあるものの、構図や細部が海外のAI生成作品と一致する点が疑われ、「盗作ではないか」との疑念が広がりました。
- 取消しの決定: 全日本写真連盟埼玉県本部は指摘を受け、受賞者に確認。受賞者から「自身が制作していない作品を応募した」との申告があり、2025年11月8日付で最優秀賞の授賞および関連記事を正式に取り消しました。主催者は公式サイトで「お詫び」を表明しています。
