2025年12月14日(現地時間)、米ハリウッドの映画監督ロブ・ライナー氏(78歳)と妻のミシェル・シンガー・ライナー氏(68歳)の遺体が、ロサンゼルス・ブレントウッド地区の自宅で発見されました。
二人は殺害されたとみられ、息子のニック・ライナーが両親を殺害した疑いで逮捕されました。
ニック・ライナーとはいったい、何者なのでしょうか?
事件概要
現地時間午後3時30分頃、娘のロミー氏が自宅を訪れ、両親の遺体を発見し通報。消防隊が到着したところ、男性(78歳)と女性(68歳)が死亡状態で、刃物による刺し傷(喉を切られた可能性も)が確認されました。
遺体はロブ・ライナー氏(78歳)と妻のミシェル・シンガー・ライナー氏(68歳)と判明し、ロサンゼルス市警(LAPD)は殺人事件として捜査を開始。
現地の報道によると、ニック氏が両親を殺害した疑いが浮上。娘のロミー氏が警察に「家族の一員が犯人」「危険人物」と証言したと報じられています。
ニック氏は現場付近で逮捕され、現在保釈金 400万ドル(約6億円弱) で勾留されていますが、正式な起訴や容疑の詳細発表はまだありません。
ニック・ライナー(ロブライナー息子)について
ニック・ライナー氏は、映画監督ロブ・ライナー氏と写真家ミシェル・シンガー・ライナー氏の息子で、現在32歳(1993年9月14日生まれ、ロサンゼルス出身)です。
兄ジェイク、妹ロミーがいます。
ニック氏は15歳頃から薬物依存に苦しみ、17回以上のリハビリ施設出入りを繰り返しました。
ヘロインなどの重い薬物使用が悪化し、ホームレス生活を経験(メイン州、ニュージャージー州、テキサス州などで路上生活やシェルター滞在)。
2016年のPeople誌インタビューなどで自身の闘病を公表していました。
ニック・ライナーのwiki経歴
ニック・ライナー氏、いわゆる“セレブの二世”として知られていますが、父の後を全面的に継ぐ映画監督という立場ではなく、以下のような形で断続的に映像業界に関わってきた人物です。
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俳優としての活動
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映画やテレビドラマで小規模な役・端役を中心に出演歴あり
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大きな主演作や長期レギュラー作品は確認されていません
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制作・裏方経験
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一部作品で制作補助・現場スタッフ的な関与があったとされる
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ただし、プロデューサーや監督として確立したキャリアは未確認
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脚本家としての活動
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2015年に公開された映画『Being Charlie(ビーイング・チャーリー)』の脚本をニックが共同執筆した。
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この作品は依存症や家族関係をテーマにしたドラマで、父ロブ・ライナーが監督を務めている。物語はニックの人生経験を部分的に反映している。
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映画制作を通じて、ロブ・ライナーとの関係は以前より改善したと報じられている。
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薬物中毒について
なんと…ロブ・ライナー監督と妻ミシェルが、行方不明となっている次男ニック・ライナーに殺害されたという。
ニックは10代の頃から重度の薬物依存症に苦しみ17回のリハビリ施設入所、複数の州でのホームレス生活、そして路上生活を経験した。彼は2015年に父親が監督した映画『ビーイング・チャーリー https://t.co/xk2LWb1pJS— おじゃるまぬる (@ManuruC) December 15, 2025
ニック・ライナー氏は、過去に重度の薬物依存に苦しみ、主にヘロインを中心としたハードドラッグの使用が深刻化していました。
10代前半(15歳頃)から薬物使用が始まり、最初のリハビリ施設入所は15歳の誕生日頃。
15〜19歳頃が薬物中毒のピークで、ヘロイン、コカイン、アルコールなどの重い薬物依存が悪化。リハビリ施設を17回以上(一部報道では17回)出入り繰り返します。
リハビリを拒否して、数週間〜数ヶ月ホームレスを経験したこともありました。
19歳頃に最後のリハビリを終え、回復へ。
2015年頃にクリーンになり、父親ロブ・ライナー氏監督の映画『Being Charlie』(2015-2016公開)で共同脚本を担当。
この作品はニック氏の体験を基にした半自伝的ストーリーで、薬物依存の青年と家族の葛藤を描いています。
ニック氏は「暗い時期が長かったが、家族と一緒に暮らせるようになった」と回復を語っていました。
