日本相撲協会は2025年12月25日、臨時理事会で木瀬部屋所属の幕下以下力士による暴力問題を発表。
きっかけは部屋内での現金窃盗で、被害に遭った力士Aが激高し、窃盗した力士Bを殴打した事件です。
窃盗が発端の部屋内トラブルが暴力にエスカレートし、引退1人+親方降格という重い処分が下されました。
引退した力士と、窃盗を行った力士は誰なのでしょうか?
事件概要
- 発生日: 2025年11月7日(九州場所宿舎にて)
- 内容:
- 力士B(窃盗側)が、力士A(被害・加害側)の財布から現金を盗む。
- これを確認した力士Aが激怒し、力士Bの顔面を少なくとも5~6回、拳で力いっぱい殴打。
- 力士Bは両目のあたりにあざができ、病院治療は受けなかったものの九州場所を休場。
- さらに、過去にも力士Aから力士Bへの暴力行為があったと認定(常習性あり)。
- 発覚経緯: 11月10日に匿名の情報が入り、協会が調査開始。
処分について
- 暴力行為を行った力士A(被害者側):
- 本来は出場停止2場所相当の懲戒処分。
- しかし責任を感じ自主引退を決意。引退届が受理され、引退扱い。
- 窃盗を行った力士B(被害者側):
- 窃盗行為自体への直接処分は発表なし(暴力の被害者でもあるため?)。
- 師匠・木瀬親方(元幕内・肥後ノ海):
- 委員から年寄への2階級降格。
- 理由: 監督義務違反+報告義務違反。
- 事件当日(11月7日)に力士Aから報告を受けていたのに、協会へ報告せず。
- 「部屋内の内輪もめ」「被害者側にも落ち度あり」と判断したため隠蔽気味に扱ったとされる。
引退力士Aと窃盗力士Bは誰で名前の特定は?
日本相撲協会の公式発表および主要メディア(日刊スポーツ、スポーツ報知、朝日新聞、FNNなど)では、両力士とも「力士A」「力士B」の匿名表記のみ。
幕下以下力士のため、詳細な四股名や本名は公表されていません。
ネット上やまとめサイトでも、実名特定はされていない状況です。
まとめ
窃盗が発端の部屋内トラブルが暴力にエスカレートし、引退1人+親方降格という重い処分に。
力士A(暴力・引退側)と力士B(窃盗側)の実名は非公表で、特定情報は現時点でなし。
大相撲の暴力根絶に向けた協会の対応が続きますが、部屋内の指導体制が問われる事件となりました。
