2019年7月18日、京都府伏見区にあるアニメ制作会社・京都アニメーションの第1スタジオが放火され、36人が死亡し、33人が重軽傷を負った事件。
殺人などの罪で起訴された青葉真司被告の公判前整理手続きが、2023年5月8日に京都地裁でいよいよ始まります。
初公判は2023年9月に開かれる可能性があるということで、いよいよ平成以降で最悪の犠牲者数を出した殺人事件の真相が解明されます。
そこで今回は青葉真司と、事件について詳しくまとめていきます。
青葉真司の現在
青葉真司(当時41歳)は2019年7月18日、京都アニメーションの第1スタジオ1階の正面出入り口から侵入し、
ガソリンをまいてライターで火をつけ、建物内にいた36人を殺害し、32人に重軽傷を負わせました。
青葉自身も全身に重度の火傷を負い、生死をさまよいます。
重いやけどを負った青葉は、約10カ月にわたる入院治療で会話できるまでに回復。
このとき青葉の主治医だった上田敬博医師は、青葉の治療に真摯に取り組み、その姿勢が世間から評され話題になりました。
放火犯の青葉真司にここまで真摯に向き合った医師に脱帽
生きて罪と向き合って償ってほしい pic.twitter.com/Kw11gy99em— ORB (@orb_brave) April 29, 2021
上田敬博医師は熱傷治療のスペシャリストで、彼でなければ青葉は救えなかったかもしれません。
上田医師の治療で回復した青葉は、2020年5月に逮捕されました。
事件当時の精神状態を調べるための鑑定留置を経て、京都地検は刑事責任を問えると判断し、2020年12月に起訴しました。
その後、地裁と検察、弁護側は公判開始に向けて調整を続けてきました。
被告に質問したりする「被害者参加制度」の利用などを巡り、遺族や負傷者への意向確認などを続けられていましたが、対象者が多いため裁判開始まで時間がかかったとみられています。
公判で最大の争点になるとみられるのが、青葉被告の刑事責任能力の有無です。
青葉は過去に精神疾患での通院歴があり、検察側と弁護側は精神鑑定結果などを巡って双方が主張を展開することが想定されています。
そして、青葉真司自身は現在、医療設備が整備された大阪拘置所に収容中となっています。
青葉真司のwikiと生い立ち
本名：青葉真司（あおばしんじ）
生年月日：1978年5月16日
出身地：埼玉県
犯行当時住所：埼玉県さいたま市見沼区
血液型：A型
職業：無職
趣味：テレビゲーム、鉄道（鉄オタ・撮り鉄）
青葉真司は1978年5月16日生まれ。
兄と妹がいる3人兄弟でした。
小学校低学年の頃に両親が離婚し、青葉真司は兄妹と共にタクシー運転手の父親に引き取られて育ちます。
青葉真司が中学2年の頃、父親が家賃を滞納してアパートを追い出されたために夜逃げの形で引っ越すことになります。
この夜逃げを機に青葉真司の性格は更に暗くなり、自宅に引きこもりがちになります。
青葉真司は中学卒業後の1994年に埼玉県内の県立高校の定時制に進学。
高校生活では周囲を馴染むことができて、普通の高校生活を送ります。
高校卒業後は、定職には就かず、コンビニでアルバイトを始めます。
そして、青葉の人生で最大のターニングポイントとなる事件が起きます。
1999年12月、父親がさいたま市緑区のアパートで自殺。
父親の自殺から5年後の2004年には妹も自殺。
そして詳しい時期は不明ですが、兄も自殺しています。
父親、兄、妹の自殺により、青葉真司は天涯孤独となってしまいます。
青葉の母親は離婚後、別の男性と家庭を持ったため、青葉真司とは疎遠になっていました。
天涯孤独となった青葉は、妹の自殺から2年後の2006年9月に春日部市内で女性の下着を盗み逮捕されます。
執行猶予付きの判決が下されましたが、2012年6月には、コンビニ強盗で懲役3年6月の実刑判決を受けます。
服役中に刑務官に繰り返し暴言を吐いたり、騒いだりして、精神疾患と診断されます。
2016年1月に出所した後は、生活保護を受給。
さいたま市のアパートで暮らし、一時期は薬物療法を受けさいたま市浦和区にある更生保護施設に入っていました。
そして、2019年7月18日に凶行に及びました。
青葉真司の裁判まとめ【統合失調症】
青葉真司の裁判は2023年9月に開かれる可能性があり、共同通信によると判決は来年1月以降になる可能性があるとのこと。
裁判の経緯については今後追記していきます。
現在、ネット上では青葉真司が統合失調症ではないかと噂になっています。
どうやら複数のメディアが青葉真司が統合失調症の可能性があると、記事をだしているみたいです。
ただ、青葉真司が統合失調症であったのかは不明となっています。
