2025年10月21日の衆議院本会議で行われた首相指名選挙(首班指名選挙)で、高市早苗氏(自民党)が237票を獲得して第104代首相に選出された一方、無所属の吉良州司氏に3票が入り、ネット上で「誰?」「なぜ3票?」と大きな話題となりました。
【首相指名選挙の投票結果一覧】第104代内閣総理大臣に高市早苗総裁を選出=衆院本会議
高市早苗237、野田佳彦149、玉木雄一郎28、斉藤鉄夫24、山本太郎9、田村智子8、吉良州司3、神谷宗幣3、河村たかし2、百田尚樹1、松原仁1
高市早苗氏が初の女性首相に就任 新内閣発足へ#国会中継 pic.twitter.com/5kba1GOqEY
— ニコニコニュース (@nico_nico_news) October 21, 2025
吉良州司氏とはいったい、何者なのでしょうか?
吉良州司とは何者?
名前:吉良 州司(きら しゅうじ)
生年月日:1958年3月16日(現在67歳)
出身地:大分県玖珠町
現職:衆議院議員(大分1区・無所属)
当選回数:7回(小選挙区6回、比例区1回)
吉良州司氏は1958年3月16日生まれ、大分県出身で、大分県第1区を地盤に活動しています。
2003年、初の衆院選で大分1区から当選(民主党)。以降7期連続で当選しています。
民主党・民進党時代に外務副大臣(2012-2014年)を務めた実務派で、「しがらみのない独立系政治家」として知られています。政策面では外交・安保に強く、地方活性化を重視しています。
2017年以降は無所属で活動し、院内会派「有志・改革の会」(4議席)の代表を務めています。
なぜ3票?
投票結果の概要(衆議院)
候補者
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所属・会派
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得票数
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高市早苗
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自民党
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237
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野田佳彦
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立憲民主党
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149
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玉木雄一郎
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国民民主党
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28
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斉藤鉄夫
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公明党
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24
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山本太郎
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れいわ新選組
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9
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田村智子
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日本共産党
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8
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吉良州司
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院内会派「有志・改革の会」代表(無所属)
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3
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神谷宗幣
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参政党
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3
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河村たかし
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減税日本
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2
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百田尚樹
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日本保守党
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1
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松原仁
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無所属
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1
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吉良州司氏は院内会派「有志・改革の会」(正式名称:有志の会、4議席)の代表を務めています。
この会派のメンバーは主に維新の会離党組や自民離党組、無所属議員で構成されており、政党に縛られない「中間派」的な立場です。
会派の4票のうち、3票が吉良氏本人に投票されたと見られます。
つまり、会派内の支持者(おそらく吉良氏の外交・安全保障政策や地方創生の実務経験を評価する議員)が、代表として名前を書いた形です。
一方、残り1票は自民党の高市氏側に流れた可能性が高く(会派全体の4票中1票が自民へ)、X上でも「有志の4票が3票しか入ってない」「改革の会3票はどこへ?」と指摘されています。
過去の首相指名でも同様に少数票を獲得した経緯があり、「恒例のサプライズ」とも呼ばれています。
吉良州司wiki経歴・学歴
吉良州司氏は、大分県立大分舞鶴高校を卒業後、東京大学文科一類に進学。
同大学法学部第3類(政治コース)を1980年に卒業しています。
卒業後は日商岩井(現・双日)で商社マンとして活躍。
ニューヨーク、香港、シンガポールなど海外駐在経験があり、国際ビジネスの実務に精通。
2002年に退社後、政界へ進みます。
政治家としては、外交・安全保障、地方創生に注力。「しがらみのない政治」を掲げ、党派に縛られない独立系として知られています。
地元大分では「庶民派」「家族思い」のイメージで親しまれ、趣味のオートキャンプや多趣味な一面も話題になっています。
結婚と嫁・子供!
吉良州司氏は結婚しており、妻と3人の娘さんがいます。
奥様と娘の名前や職業は公開されていません。
吉良氏は趣味のオートキャンプを家族と楽しむことが多く、「家族とのキャンプを通じて地元の自然を再発見した」と公式サイトで述べています。
特に大分県の自然を家族で満喫する様子は、地元支持者から「親しみやすい」と好評です。