第107回全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)は、2025年8月5日に開幕します。
開幕直前に広島代表として3年連続26回目の出場を果たした広陵高校に注目が集まっています。
本記事では広陵高校野球部の中井哲之監督のプロフィールについてまとめていきます。
中井哲之監督のwiki経歴
中井哲之監督は、1962年7月6日生まれの広島県出身です。
広陵高校のOBで、高校3年時に春夏ともに甲子園出場(春選抜ベスト4、選手権ベスト8)を果たしています。
指導者としての経歴
1985年:母校・広陵高校で社会科教員および野球部コーチに就任。金本知憲選手ら後のプロ選手を指導
1990年:広陵高校野球部監督に就任
1991年:選抜甲子園で広陵に65年ぶりの優勝をもたらす
2003年:第75回春の選抜でも全国優勝を達成
2023年3月:第95回春センバツで春夏通算37勝を記録し、歴代9位に並ぶ
2024年8月:第106回夏の甲子園で春夏通算40勝を達成、歴代9人目の偉業
中井監督は、広陵高校卒業後、大阪商業大学で野球を続けたのち、1985年に母校・広陵高校へ社会科教員として戻ってきます。
コーチ・監督として選手と共に寮生活を送り、“父親役”として選手たちの日々を支えています。妻と共に、誕生日やクリスマスなどのイベントも大切にしているそうです。
指導者としてのスタイル
中井監督は「勝つチームではなく、応援されるチーム」をモットーに掲げています。
単なる勝利主義ではなく、「人間としての魅力」「姿勢」「所作」「礼儀」を重視。
高校野球を人生の通過点とし、「卒業後にも通用する人間づくり」に重きを置いています。
目指すチーム像:応援される、全員が活躍できる組織
指導方法:肯定的・長所伸長型/生活面からも育成
関係構築:適切な距離感・信頼の上に成り立つ指導
中井哲之監督の嫁
中井哲之監督の奥様は「由美さん」とおっしゃいます。
二人が出会ったのは、中井監督が広陵高校監督に就任した翌年の夏。県大会での敗戦直後のインタビューで泣いてしまった監督に、翌日大量のクッキーが由美さんから届けられ、そこから交際が始まったそうです。
現在、奥様は寮母として寮生活を支え、選手たちから“母親”的存在として慕われています。
息子は中井惇一コーチ
中井哲之監督の子供は息子と娘の二人です。
息子の中井惇一さんは現在、広陵高校野球部のコーチを務めています。
#明治神宮大会 第1試合、明秀学園日立対広陵。スタンドには、広陵OBが大集合👍 試合後、中井惇一コーチ(前列左から2人目)を囲んで勝利を喜んでいました😆 後輩たちの活躍に刺激を受け、大学でもみんな活躍してくれそうです😊 pic.twitter.com/sGclEBGa2k
— 保坂淑子【日刊スポーツ・ヨシネー】 (@nikkan_yoshinee) November 21, 2021
中井惇一さんも父親と一緒で広陵高校の野球部出身で、高校時代には主将を務めまていました。しかし、甲子園出場はかなわず、地方大会で敗退しました。
高校卒業後は中京大学へ進学し、教員免許(保健体育)を取得。その後、2017年に母校である広陵高校に 教員・野球部副部長(当初)として戻りました。
2023年時点で副部長、2025年度には部長 として活躍中で、父・中井監督とともに甲子園大会に挑んでいます。