やけど治療のスペシャリストと呼ばれる「上田敬博」医師。
【書きました】
「ドクターズマガジン」10月号で、鳥取大学医学部附属病院 高度救命救急センターの上田敬博先生を取材しました。「京アニ事件」で全身の93%にやけどを負った被告を救命した、熱傷治療のスペシャリストです。厳しい現場を何度も経験してきた先生の、穏やかな語りに引き込まれました。 pic.twitter.com/zqRn4glXoa— 安藤 梢 | 医療ライター (@kozue_and) September 27, 2022
京アニ放火殺人事件の犯人である青葉真司の治療を行ったことで世間から注目を集めました。
上田敬博医師の経歴と家族についてまとめていきます。
上田敬博医師のwiki経歴
名前:上田敬博(うえだ たかひろ)
生年月日:1971年12月17日生まれ
出身地:福岡県福岡市
好きな俳優:平尾誠二
好きなアーティスト:ビリー・ジョエル
座右の銘:雑草魂
スポーツ経験:ラグビー
上田敬博医師は1971年生まれの福岡県出身です。
開業医だった父親の元に生まれます。
叔父、叔母も医者で、いとこたちも医学部に進んでいる医者家系でした。
上田敬博医師自身が医師を目指すようになったのは、高校1年生のときです。
たまたま父親の夜中の往診に付いていくになり、往診の様子を見て自分も患者に寄り添える医師になりたいと考えます。
そして九州大学病院に勤めた後に、北九州で医院開業をしているようです。
の父親はとても優秀な方で、上田敬博医師自身が劣等感を感じるほどだったと言います。
上田敬博医師は、父親の母校である九州大学を入学を目指しますが、合格することができず、結局三浪して近畿大学医学部へ進学。
1999年に近畿大学医学部医学科卒業後は東神戸病院で研修医となります。
上田敬博医師の経歴
2001年:大阪府済生会千里病院千里救命救急センター レジデント
2006年:兵庫医科大学病院 救急・災害医学教室(救命救急センター)助教
2010年:兵庫医科大学病院救命救急センター 副センター長
2014年:兵庫医科大学医科学研究科(生体応答制御系)博士課程 修了
2016年:Robert Wood Johnson Univ.Hospital 外傷センター
2018年:近畿大学医学部附属病院救命救急センター講師 熱傷センター設立
2020年:鳥取大学医学部附属病院 救命救急センター 教授
2021年:鳥取大学医学部大学院医学系研究科 救急災害医学 教授
2022年:鳥取大学医学部附属病院 高度救命救急センター 教授
上田敬博医師は近畿大学医学部2年のときに阪神・淡路大震災の被災者への医療支援を経験したことがきっかけで、救命救急医療の道へ進みます。
2001年には大阪府立千里救命救急センター時代に池田小殺傷事件、
兵庫医科大学病院に勤務していた2005年にはJR福知山線脱線事故の負傷者の治療を担当。
その後、近畿大学病院に勤務し、2019年の京都アニメーション放火殺人事件では青葉容疑者(現・被告)の主治医を務めます。
このように上田医師は大きな事件に医師の立場で関わっています。
関わった事件のなかでも有名なのは京アニ事件になると思います。
事件当時全身の93%にやけどを負い、ひん死状態となった青葉被告を救えるのは上田敬博医師しかいないと言われていました。
上田敬博医師は10回以上の手術を重ね、青葉被告の命を救うことに成功します。
その後、青葉は京都の病院に転院。
京アニ事件が起こるよりも前から「“鳥大”(鳥取大学医学部附属病院)の救急を再建してほしい」と声がかかっていた上田医師は、
2020年4月より鳥取大学医学部附属病院救命救急センター教授に就任しています。
上田敬博の妻と子供
上田敬博医師は結婚しているのでしょうか?
上田医師本人のSNSを確認しましたが、結婚しているという情報は確認できませんでした。
本人のSNSには妻や子供に関する投稿はなかったので、独身の可能性が高いと思われます。
上田敬博の高校・中学の学歴【ラグビー】
上田敬博医師は小学生ではサッカー、中学ではラグビー部に所属していました。
福岡大学附属大濠高校進学後もラグビーを続け、大学時代も社会人のクラブチームにし所属していました。
医者となってからもラグビーを続けています。
学生時代ラグビーてなってたけど
去年の2月までプレーしてたし、まだ引退したつもりはありません笑 pic.twitter.com/Av2BFfhTXw— Takahiro Ueda MD,PhD (@taka33chan) July 31, 2021
夜勤明けで現役学生とOB戦を顧問として参加へ。のはずが気づけばスパイクに履き替え…
赴任して初めて、神戸で3年前2月下旬のプレー以来だっけど、楽しかったなあラグビー🏉は楽しい pic.twitter.com/jwowKP2QU1— Takahiro Ueda MD,PhD (@taka33chan) May 3, 2023
ラグビーで学んだ「One for all, All for one」の精神は、「みんなの力が一つになって、一人の命が助かる」救命救急医療現場の指導医として、若手医療従事者の育成へと活かされているそうです。