小説家の小坂流加さん(享年39)原作の映画「余命10年」が公開されました。
原作は、ヒロインと同じく余命10年を生きた小坂流加さんが2017年に発表した同名小説を実写化したものです。
小説家小坂流加さんがどのような人物のだったのかまとめていきます。
小坂流加の顔画像
小坂流加さんは1978年7月4日生まれで、2017年2月27日に39歳という若さで亡くなっています。
出身は静岡県で、4人姉妹の末っ子として生まれます。
オーガニックなものが好きで、花や植物を身の回りに絶やさなかったそうです。
小坂流加さんの顔写真は公開されていないようですが、母親の顔写真が見つかりました。
こちらが流加さんの母親の小坂照子さんです。
原作の小説のイラストは、
このようになっています。
この小説に登場する茉莉(まつり)は20歳のときに不治の病と余命を宣告されました。
その病気は治療法が見つかっておらず、10年以上生きた人はいないと・・・
「死ぬ準備はできた。だからあとは精一杯、生きてみるよ」
20歳の茉莉(まつり)は、数万人に一人という不治の病にかかり、“余命10年”であることを知る。笑顔でいなければ周りが追いつめられる。何かをはじめても志半ばで諦めなくてはならない。未来に対する諦めから死への恐怖は薄れ、淡々とした日々を過ごしていく。そして、何となくはじめた趣味に情熱を注ぎ、生きることへ執着しないよう決して恋はしないと心に決める茉莉だったが……。
茉莉のモデルが原作者の小坂流加さんでした。
小坂流加の大学・高校
小坂流加さんの出身高校は暁秀高校のようです。
公式サイトで、『 暁秀の卒業生である作家の小坂流加さんの小説『余命10年』が映画化され、3月4日に全国公開が決まりました。』と報告しています。
小坂流加さんは、大学卒業の頃に遺伝性の難病を発病し余命宣告を受けます。
出身大学についてはどこの大学だったのかは不明でした。
小坂さんは子どもの頃から小説を書くのが好きで、第3回講談社ティーンズハート大賞では期待賞を受賞していました。
大学卒業後に難病を発症します、執筆活動を続け、「余命10年」を文芸社に自費出版として持ち込んだところ、書籍化が決定。
念願の小説家デビューを果たしました。
「余命10年」読了
映画の公開が待たれる「生きてさえいれば」
読み始めました今日
いま自分が生きている幸せを
噛み締めながら#小坂流加 さん#余命10年#小松菜奈 さん#坂口健太郎 さん#文芸社 pic.twitter.com/G2hb0qhwsY— miyabi321201 (@miyabi321201) February 27, 2022
死因や病名は原発性肺高血圧症
小坂流加さんの病気は原発性肺高血圧症だといわれています。
・臓器名と症状で組み合わされた漢字8文字ほどの羅列
・遺伝性の症例もある
・「特定疾患に……」
・最初は肺の血管を広げる薬
・鏡の中の体には胸の谷間から腹部にかけてと、左の脇から背中にかけて、日本刀で切りつけたような傷がある。
小説の内容からも原発性肺高血圧症のようですね。
以前は原発性肺高血圧症と呼ばれていたみたいですが、現在は肺動脈性肺高血圧症と呼ばれているようです。
『余命10年』のオリジナルは2007年6月単行本として出版され、
大幅に加筆、修正されて2017年5月に文庫本として出版されています。
文庫本の編集が終了した直後の2017年2月に小坂流加先生は亡くなっています。