今回は創価大学陸上競技部駅伝部のエース嶋津雄大選手について取り上げます。
個性的な人物だと話題になり、注目されているランナーです。
箱根駅伝2022年(第98回大会)にも出場予定となっています。
そこで今回は『嶋津雄大の進路や休学理由は目?シューズや高校中学【ミズノ】』についてまとめていきます。
嶋津雄大の進路
【早大競技会】
男子10000m1組
🥇嶋津雄大(創価大)28:14.23 pic.twitter.com/YrKil7A77c— 太田 涼 (@Ryo504) November 20, 2021
嶋津雄大選手は2000年3月28日生まれの東京都出身。
現在は創価大学4年生、身長170cm、体重55kg。
現在、創価大学4年生ですが、3年時に休学しています。
そのため、2022年春に大学を卒業することができないため、来年度も5年生としてチームに残る予定となっています。
どうやら5年生でも箱根を走ることができるみたいです。
※関東学連によると、箱根駅伝の参加資格は「本大会並びに箱根駅伝予選会出場回数が通算4回未満である者」
嶋津さんは大学1年生のときに箱根駅伝に出場しておらず、2年生と3年生とのき出場しています。
箱根駅伝2022年(第98回大会)に出場したとしても、計3回の出場となり、2023年の箱根駅伝にも出場できます。
嶋津さんも
「実は休学したことで、もう1回箱根を走れるんです。別に隠しているわけではないんですけどね」
とコメント。
ただし、同期の4年生と走れるのは2022年の箱根が最後になるので、思い入れは強く、
『嶋津らしい走りだったね』と言ってもらえるような走りをしたいと抱負を語っています。
嶋津さんの大学卒業はまだ先の事になるので、進路は判明していませんが、
大学卒業後も実業団で陸上を続ける予定だそうです。
将来はオリンピック、もしくは目の状態によってはパラリンピックを目標に頑張るそうです。※嶋津雄大の目の状態については後述
陸上以外にはライトノベル執筆という意外な趣味・特技を持っています。
嶋津雄大の休学理由は目の病気ではない
嶋津雄大さんは2020年春~夏頃まで休学していました。
休学理由についてはいろいろな説が噂されていましたが、長らく真相は不明でした。
しかし、2021年12月のインタビュー記事でバーンアウト(燃え尽き症候群)だったと話しています。
嶋津雄大さんは2020年1月3日の箱根駅伝10区で1時間8分40秒の区間新記録を樹立し、創価大に初のシード権をもたらしました。
【第96回箱根駅伝復路】10区嶋津選手が13.3キロ通過。現在、区間トップの走りを見せています!現在10位。残り10キロです。#創価大学 #創価大 #箱根駅伝 pic.twitter.com/NbNdy0PXsq
— 創価大学広報 (@soka_univ) January 3, 2020
この快挙がバーンアウトに繋がってしまいました。
「取り組んできた練習の成果も出せて、最高の走りができてしまった。2年目にして陸上人生の集大成を迎えてしまったんです」
大学生活はまだ2年も残っている。「あの走りは、4年生でしないといけなかった」と自ら口にするほど、すべてを出し切り、バーンアウトしてしまったのである。
そのことがきっかけで休学を決意。その事実は当時、一部メディアでも取り上げられた。その時の心境をこう吐露する。
「ずっと、自分以外は敵だと思っていたところがありました。仲間も含めてです。誰よりも、常に上にいないといけない。だから、自己ベストが出ても、自分より速い選手がいたら満足はできなかった。それにだんだん人を妬むような気持ちも出てきてしまっていました……。そこであの走りです。目指していた最高の舞台で、最高の走りをしてしまった。これ以上、自分が何を目指せばいいのか、まったくわからなくなってしまったんです」
嶋津さんは休学により、心が変化。
休学前は自分ことしか考えませんでしたが、休学を経て他人を尊敬できるようになります。
休んでいるうちに同期が自分より速くなっていたことについても、悔しさ以外にも嬉しいという感情も出るようになったそうです。
嶋津さんは休学は心身をリフレッシュするのに必要な時間だったと話しています。
以上の事から嶋津さんの休学理由はバーンアウトだったというわけです。
嶋津さんの休学理由についての噂ですが、目の病気で休学したのではないかと言われていました。
嶋津さんは生まれつき「網膜色素変性症」という失明の可能性もある目の病気を抱えています。
嶋津さんの症状は視力が弱く、暗くなると周りがよく見えなくなるそうです。
この先、さらに見えにくくなる可能性もあるとのこと。
この病気のせいで休学したのではないかと噂になっていましたが、違いましたね。
シューズはミズノを愛用
現在、ほとんどの選手がナイキの厚底シューズをレースで使用する中、嶋津雄大選手はミズノのシューズを愛用しています。
従来の薄底のミズノのシューズを愛用し、2021年11月の競技会では1万メートルで自己ベストを約20秒も更新しました。
#創価大学 の嶋津雄大が1万メートルで自己ベストを20秒更新「箱根駅伝2区を走る準備もしています」 https://t.co/ZaBmeJQUKP #箱根駅伝 #スポーツ報知 pic.twitter.com/1GzGfr7jEf
— スポーツ報知・箱根駅伝情報 (@hochi_hakone) November 20, 2021
「自分は薄底で結果を出すことができている。一番走れるシューズで走っているだけです」とコメントしています。
高校中学と大学時代の成績
嶋津雄大選手は町田市立堺中入学後に陸上長距離を開始。
陸上を始めたきっかけは、小学4~6年生で争う地域のマラソン大会。
ゴール後に両親から褒められ「陸上って楽しい」と感じ、中1から本格的に開始。
目の病気で小さいものが見えづらく、球技はほとんどできなかったが、走ることは大好きになったそうです。
都立若葉総合高時代には都駅伝1区で2年連続区間賞。
3年時には「箱根駅伝への登竜門」といわれる青梅マラソン高校10キロの部で優勝を果たしています。
2018年に創価大学文学部人間学科に入学。
嶋津選手は目の病気を抱えているため、夜間の練習にも負担がかからないという視点でトラックにLED照明が完備されていた創価大学へ進学されたそうです。
また、入学前に同じ目の病気を持った永井大育さんの存在を知ったからだそうです。
嶋津選手と永井選手は同学年で同じ病気を持ち、同じ陸上競技をしていることもあり、親友となったそうです。
創価大は3大会ぶりに箱根路に戻ってきた。榎木和貴監督が「一番成長した」と太鼓判を押す嶋津雄大は、高校時代に15以上の大学からオファーを受けた実力者。生まれつき「網膜色素変性症」という病気で視力が弱いハンデを持つが同じ境遇の永井大育と切磋琢磨する。チーム初のシード獲得を目指す。 pic.twitter.com/poGmJm700D
— 師弟共戦 (@sgisong) January 3, 2020
10日に創価大学にて熊本県網膜色素変性症協会の山本悟会長から駅伝部の嶋津雄大選手と永井大育選手に暗所視支援眼鏡の贈呈式が行われ同行致しました。両選手が装着されて暗所でものが見える、視野を調整できることを確認し、練習に活かせると喜びのご挨拶。心から感動しました。頑張って下さいね。 pic.twitter.com/KrnSv7ikMr
— あきの公造 (@akinokozo) February 12, 2020
箱根駅伝では2年生で10区を走り、初出場ながら区間新記録し、
創価大学史上初のシード権獲得に大きく貢献します。
3年次の箱根駅伝では当日変更で4区を走り、2位で受けた襷をトップに押し上げ、創価大学史上初の往路優勝に大きく貢献しました。