「ザ!鉄腕!DASH!!」の名物企画「DASH村」に出演していた炭焼き名人、三瓶金光(さんぺい・きんこう)さんが、2025年7月11日に亡くなっていたことが明らかになりました。
2025年11月2日放送の『ザ!鉄腕!DASH!!』のテロップで「三瓶金光さん(享年94)7月11日永眠されました。ご冥福をお祈りいたします」と伝え、三瓶さんの写真が映し出されました。
本記事では三瓶金光さんについて詳しくまとめていきます。
三瓶金光(さんぺい きんこう)のwiki経歴
三瓶金光(さんぺい きんこう)さんは、1930年(昭和5年)生まれ、福島県出身の炭焼き職人です。
94歳で亡くなるまで、約80年にわたり山仕事に携わり、伝統的な炭焼き技術の第一人者として知られました。
幼少期から山仕事へ
- 10歳頃から山に入り、木こりや炭焼きの手伝いを開始。
- 当時は戦時中で、家族の生活を支えるため山での労働が日常でした。
- 戦後もしばらくは山仕事に従事し、炭焼きを本格的に学ぶ。
炭焼き職人としての道
- 10代後半~20代にかけて、福島県内の山々で炭焼き技術を極める。
- 特に「黒炭(くろずみ)」の製法に精通し、窯の管理・火入れ・温度調整など、職人技の極みを体現。
- 地元では「炭焼きの神様」とも称され、後進の指導にもあたりました。
『ザ!鉄腕!DASH!!』への出演(2000年~)
- 2000年に始まった「DASH村」(福島県浪江町・三瓶明雄さんの実家周辺)で、炭焼き指導者として登場。
- 番組では、原始的な方法で炭を焼き上げる様子を披露。木の伐採 → 窯への積み込み → 火入れ → 煙の管理 → 炭の取り出し
- 特に「煙の色と匂いで炭の出来を判断する」という名人芸が視聴者を魅了。
- TOKIOメンバー(特に長瀬智也さん)とともに、DASH村の基盤となる炭焼き小屋を建設。
番組内での役割と影響
- 自然と共生する生き方を体現し、視聴者に「山の知恵」を伝える。
- 穏やかながらも力強い語り口で、「炭は生き物だ」「火と向き合う覚悟」など、職人哲学を語る。
- 2011年の東日本大震災後、DASH村が一時活動休止となった際も、再開時に再登場し、復興への思いを込めて炭焼きを指導。
晩年と死因
- 高齢になっても山仕事への情熱は衰えず、90歳を超えても現役。
- 2025年7月11日、94歳で永眠。死因は公表されていません。
結婚・嫁子供
三瓶金光さんの私生活、特に結婚や家族に関する詳細は、公にほとんど明かされていませんが、妻とお子さん(少なくとも一人の息子さん)いたとされています。
インタビューなどでは、次のような発言しています。
「家内も昔は山に登ってた」
「息子は別の仕事をしてるけど、炭焼きの大切さはわかってくれてる」
「息子は別の仕事をしてるけど、炭焼きの大切さはわかってくれてる」
ただ、番組『ザ!鉄腕!DASH!!』では炭焼き職人としてのプロフェッショナルな姿が主に描かれ、プライベートなエピソードは控えめでした。
訃報発表(2025年11月2日放送)でも、家族からのコメントや追悼メッセージはなく、番組スタッフと共演者(松岡昌宏さんら)が主に語りました。
- 結婚歴: 公表されれている情報から、結婚して妻と子供がいたとされている。
- 妻の存在: 番組内で妻やパートナーの言及はない。
- 子供の有無: 息子がいるとされているが、家業は継いでいない。
- 後継者的な存在: 番組では、三瓶明雄さん(DASH村の地元農家で、番組初期から関わる人物)が炭焼きの技術を学んだり、サポートしたりする関係が見られましたが、これは家族ではなく、仕事仲間・弟子のような絆です。三瓶金光さんの「家族」として描かれることはありません。
まとめ
三瓶金光さんは、失われつつある日本の伝統技術の体現者であり、テレビを通じて数百万人の心に「炭焼き」の文化を刻んだ人物です。
その技術と人柄は、DASH村の歴史とともに永遠に語り継がれるでしょう。