2月9日放送の『ワールド極限ミステリー』で、グッチ3代目暗殺事件が取り上げられます。
グッチ創業者の孫マウリツィオ・グッチの元妻で、マウリツィオ殺害の首謀者であるパトリツィア・レッジアーニ(レッジャーニ)についてまとめていきたいと思います。
パトリツィア・レッジアーニの生い立ち
パトリツィア・レッジアーニは1948年12月2日生まれのイタリアのモデナ県出身。
パトリツィアは貧しい家に生まれ、父親が誰なのか知らずに育ちます。
パトリツィアが12歳のとき、母親のシルヴァーナは輸送業界で力を持った富豪フェルナンド・レッジアーニと結婚します。
フェルディナンドの養女になったため、社交界に仲間入りし、グッチ創業の孫で次期社長候補の一人であったマウリツィオ・グッチと出会うことができました。
パトリツィア金目当でマウリツィオに近づき、交際に発展。
マウリツィオの父親は、パトリツィアが財産目当てだと気づき、交際に反対しますが、2人は反対を押し切って1972年に結婚します。
2人の間には1977年に長女のアレサンドラ(Alessandra)、1981年には次女のアレグラ(Allegra)が誕生します。
1983年にパトリツィアの義理の父にあたるロドルフォ・グッチが死去します。
グッチの株式は一人息子のマウリツィオに相続されます。
そして、マウリツィオは3代目社長に就任します。
2人の娘にも恵まれ、夫は社長に就任したことにより、パトリツィアは「レディー・グッチ」と呼ばれ、グッチの女帝として振舞うようになります。
しかし、マウリツィオが妻のパトリツィアが財産目当で自分と結婚したことに気づいたのか、次第に夫婦関係は悪くなります。
1992、3年に離婚します。
パトリツィアは遠くから夫の経営を見守ることになりますが、
1993年、マウリツィオはパオラフランキとの交際を開始。
また、マウリツィオの経営能力の問題により、中東の資本家にグッチを売却することになってしまいます。
パトリツィアはマウリツィオが別の女性の元へ走ったことと、グッチを売却したことを恨みに持ち、マフィアを雇い、夫の暗殺を企みます。
マウリツィオ・グッチが暗殺される。
1995年3月27日にマウリツィオの暗殺が暗殺犯(マフィア)により実行されました。
事件は発生から2年後に暗殺犯が受け取った報酬金が少なかったことからパトリツィアの関与が発覚。
パトリツィアは逮捕され1997年に懲役29年の実刑が確定し、服役します。
グッチのお家騒動についてはかなり割愛しましたが、↓の動画で詳しく解説されています。
パトリツィア・レッジアーニの現在
パトリツィアは1998年から服役し、短縮された刑期を2016年に終え、出所しています。
出所後に離婚時に契約した扶養手当2,200万ドル(約24億円)を受け取っています。
実はマウリツィオと離婚したときに、マウリツィオの財産から毎年100万ドル以上のお金を受け取る契約を結んでいたそうです。
服役している間に受け取れなかった未払のお金を受け取ることができたわけです。
こちらは2021年3月の海外の記事に掲載されたパトリツィア・レッジアーニの画像です。
2021年10月時点ではイタリアのミラノで生活をしているという情報がありました。
2022年2月現在でパトリツィアさんは73歳になりますが、まだまだ元気なようですね。
どのような生活をしているのかは不明ですが、出所後の画像はどれも肥えていますし、服装もゴージャス。
裕福な暮らしをしていることは間違いないですね。
グッチ3代目暗殺事件はレディー・ガガが主演で映画化されていますが、
パトリツィアは自分の半生が映画化されることについて難色を示し、2人の娘を心配していたそうです。
また自分を演じることになったレディー・ガガが、挨拶に来なかったことへ不満を口にするなど、まだまだ元気そうではあります。
娘の現在
パトリツィアとマウリツィオの間には2人の娘がいましたね。
1977年に生まれたアレサンドラと、1981年には次女のアレグラです。
2人の娘の現在ですが、2人共結婚して、子供がいるそうです。
そして、スイスで暮らしているという情報がありました。
できるだけ世間の目に触れないように生活しているみたいです。
2016年にパトリツィアは出所していますが、娘とは連絡を取っておらず、孫にも会っていないということです。