17日午前、大阪市北区の繁華街・北新地の「堂島北ビル」4階にある西梅田こころとからだのクリニックで火災が発生し、複数の死亡者と多数が心肺停止の状態になっています。
現場の状況から大阪府警は放火の可能性があるとみて捜査しています。
目撃情報などからクリニックの患者の50~60代の男性が放火に関わっているとみられています。
現在、西梅田こころとからだのクリニック院長の西澤弘太郎さんと連絡が取れないということで心配の声が出ています。
西梅田こころとからだのクリニックで放火か?
火災が起きたのは大阪市北区曽根崎新地1-3-17 堂島北ビル4階の「西梅田こころとからだのクリニック」です。
火事があったクリニックでは紙袋を持った60歳くらいの男性がいて、
紙袋の中から流れ出た液体の付近から出火したという目撃情報があるということです。
男性は持参した紙袋をストーブ付近で蹴り飛ばし、漏れ出た液体に引火したという証言も確認されています。
これが事実であれば放火の可能性が高いです。
この男性は西梅田こころとからだのクリニックの患者であったと報道されており、
警察が男性がけが人のなかにいるかどうか確認を進めるとともに、付近に緊急配備を敷いて行方を追っています。
この男性が放火に関わっていたとしても、無事かどうかは不明となっています。
※追記
紙袋を置いて蹴り倒した男性が死傷者のなかにいるとみられると産経新聞が報じました。
もし犯人が亡くなっているなら、それこそ被害者の方と家族の方はやるせないですね・・・
記事には3人ってなってるけど5人亡くなられた
大阪帰ったらよく行く場所やから怖いわクリニック患者の50~60代男性が放火疑い 3人死亡 大阪ビル火災 | 毎日新聞 https://t.co/XxAFcyR0ws
— ojipon (@ojipon2) December 17, 2021
西澤弘太郎院長の顔画像や経歴(大学・高校)
西梅田こころとからだのクリニックのホームページを確認したところ、院長は西澤弘太郎さんとありました。
出身大学は1997年に埼玉医科大学卒業。
卒業後は
2006年:信貴山病院にて精神科医として勤務
2012年:西澤クリニック心療内科
2015年10月:西梅田こころとからだのクリニック開院
・日本精神神経学会 精神科専門医
・日本温泉気候物理医学会 温泉療法専門医
その他資格
精神保健指定医
日本医師会認定 産業医
労働衛生コンサルタント
医師として約20年間、患者さんの診療に携わっています。
元々は内科医・産業医だったそうですが、うつになったり精神的に苦しくなっても、働いている人が夜間に行けるクリニックがほとんどないと感じ、
こころとからだのクリニック開院したとのこと。
知り合いによると、
「障害について一生懸命勉強され、専門性を獲得しようとされていた」
と、患者に寄り添う勤勉な医師だったそうです。
年齢は1997年に埼玉医科大学卒業していることを考えると、48歳前後だと考えられます。
西澤弘太郎院長の学歴は出身大学しかプロフィールには記載されていませんでした。
西澤弘太郎院長のfacebookなどのSNSアカウントは確認できなかったため、
出身地や現住所、高校以前の学歴などは不明でした。
なんかブラック企業が原因で心を病んで、っていう労働問題のパターンじゃないか。この西澤弘太郎院長、無事だったんですかね/元気で働き続けるために必要な、心療内科領域、精神科領域の疾患に対応しています。うつ病、パニック障害などhttps://t.co/39jZcifk8i
— 渡邉正裕 (@masa_mynews) December 17, 2021
※追記
続報で年齢は49歳と報じられ、死亡確認されました。
死因は一酸化炭素中毒。
通院していた人によると、本当に心優しい先生で、評判はよかったみたいです。
「本当に心優しい先生でした。復帰しても頑張りすぎずに頑張ってくださいという言葉が最後でした」
「人の話をよく聞いて、悪かったら本当に叱ってくれて、悲しければ本当に一緒になって泣いてくれるような先生でした」
「悩んでいるときに話を聞いてくださって。いつも診察が混んでいたんですけど、『待ち時間が長くてすみませんね』とか、そんな風に気を遣ってくださる、いい先生でした」
心よりお悔やみ申し上げます。
西澤弘太郎院長と連絡が取れないと父親が明かす
現在、西澤弘太郎院長とは連絡が取れず、西澤院長の父親は
「助かっていてほしい。今はそれだけです」
「失業保険の申請のために診断書を求めて多くの人がきて困っている」
と息子に相談されたと取材に答えています。
父親によると、院長から新型コロナウイルスの影響で、「失業保険の申請のために診断書を求めて多くの人がきて困っている」との相談を受けたことはあるという。ただ、特定の誰かとトラブルになったとの話は把握していないという。
また、ビルの管理者もクリニックの関係者と連絡が取れないと話しています。
西梅田こころとからだのクリニックに妹が勤務しているという方のツイートを発見しました。
誰か大阪 北新地の火事に詳しい人居ませんか?妹がいる可能性があるんです
— わごむ (@pinochan0712) December 17, 2021
やはり連絡が取れないみたいですね・・・
何とか無事でいて欲しいですね。
数年前に『西梅田こころとからだのクリニック』通ってたから空いた口が塞がらなかったよ……。
確かにあそこは凄く狭いし、その割に人は多いし、エレベーター来ないしで良いとは言えなかったけど、此処でやって貰った診断テスト?みたいなやつは今に凄く役に立ってるから、それは良かったと思う(ヽ´ω’) pic.twitter.com/fdQvqfyxkp— 凛夜 (@likelymyupk) December 17, 2021
追記:事件当時クリニックでリワーク集会開催されていた
続報で心療内科クリニック「西梅田こころとからだのクリニック」では17日午前、職場復帰を目指す患者らが集うプログラムが開かれていたことが判明。
同クリニックでは毎週金曜の午前10時~午後4時は、職場復帰に向けた「リワークプログラム」を開催。
医師による診察もあり、このプログラムは、うつ病などの精神疾患で休職した患者の復職を支援する取り組みとのこと。
このクリニックに通院中の女性(30)によると、プログラムは普段から診察室手前の大部屋で開かれ、事務机に3~4人が座り、計20人ほどが参加していたそうです。
大阪ビル火災の心療内科クリニック、
非常階段は常に解放してるけど
赤い斜線の部分にいつも20人くらいいるんよね…
街中にいつ行っても混んでるし、リワークプログラムしてたら大部屋にも15人くらいいる。
診察室が1番奥で常に医師と看護師1人がいる状態なんよな。
先生とナースさんが心配すぎる… pic.twitter.com/Avp2iBOPdc— 🍭 KORO🦗Disney🌎ユニバ週1インパしてます🥺 (@yuzurin001) December 17, 2021
道理で事件当時に多数の方がクリニックにいたわけですね。
また、死亡が確認されたのが24名と報じられました。
ご冥福をお祈り申し上げます。