みつリン食堂

杉本嘉昭・横山一美の顔写真と生い立ち|北九州市病院長殺害事件犯人の名前

2022年7月28日放送の【奇跡体験!アンビリバボー】では1979年に起きた北九州市病院長殺害事件が取り上げられます。

北九州市病院長殺害事件とは1979年に福岡県北九州市小倉北区で起きた誘拐および強盗殺人事件です。

被害者となったのは総合病院の病院長だった当時61歳の男性でした。

そこで今回は事件概要と犯人についてまとめていきます。

スポンサーリンク

北九州市病院長殺害事件【アンビリバボー】

北九州市病院長殺害事件の被害者となったのは北九州市小倉北区の津田薫病院長(当時61歳)でした。

津田薫さんは病院長のほかにもマンション経営なども手掛け、かなりの資産家でした。

津田さんは1979年11月4日に行方不明となります。

3日後の11月7日に妻が警察に相談。

妻は警察に3日前に津田さんは人に会うと外出したことと、

翌日、高い買い物をしたので2〜3000万円ほど準備してホテルまで持ってきて欲しいと連絡があったことを相談。

警察は事件の可能性があると考え、捜査を始めます。

失踪から11日目の11月15日、北九州市から100キロ離れた大分県で、漁師の網から津田院長の遺体がバラバラになった状態で引き上げられます。

犯人は杉本嘉昭・横山一美

発見された津田薫院長の遺体はバラバラで毛布とビニールに包まれていました。

毛布にはクリーニング店のタグがついており、そのタグから釣具店店主・杉本嘉昭(当時33歳)が容疑者として浮上します。

杉本嘉昭は津田院長とは交友がありませんでしたが、院長の病院に入院したことがありました。

 

また、院長の交友関係から、スナック経営者・横山一美(当時27歳)も容疑者として浮上。

横山一美は院長とよく飲み歩き、杉本嘉昭の友人でもありました。

警察は2人が事件に関与しているとして捜査。

1980年2月29日に捜査本部は2人を恐喝未遂で逮捕します。

 

2人は院長殺害を否認していましたが、3月31日に横山が自供。

その翌日に杉本も自供しました。

 

杉本嘉昭・横山一美の2人はお金に困っていたわけではありませんでしたが、高級外車を乗り回し、愛人を囲うなど不相応な出費を重ねていました。

2人は楽に金が手に入るようなアイディアがないかと話し合っていたところ、津田院長を誘拐して脅してお金を奪う計画を立てます。

 

事件当日の1979年11月4日、2人は津田院長を女性歌手とのデートをエサに誘い出し、横山の経営するスナックで監禁。

あいくちで胸を切り付け、現金約95万円を奪います。

このとき津田院長は瀕死の状態でしたが、まだ生きていました。

 

2人は津田院長の家族(妻)に身代金2000万円を要求しますが受け取りに失敗。

 

翌日、病院長の首を絞めた上、失血死させます。

死体をバラバラにして、フェリーから大分県の海中に棄てます。

 

杉本嘉昭・横山一美の現在

1988年4月に最高裁で2人は強盗、殺人、死体遺棄の罪で死刑が確定しました。

被害者が1人に対し加害者2人が死刑という重い判決結果となりました。

公判中2人は「相手が主犯だ」と罪をなすり合ったため、犯行に軽重の差を見出せずに2人とも死刑となったようです。

 

1996年7月11日に2人の刑が執行されたので、2人はすでに亡くなっています。

・杉本嘉昭 享年49歳

・横山一美 享年43歳

 

杉本は獄中で熱心に写経に取り組み、控訴審判決までに17冊を書き上げており、弁護人はには母親のためにも何とか生きていたいと訴えていたそうです。

 

横山は経営していた店を処分して300万円を工面。

遺族に対する慰謝料として払おうとしたが、受け取りを拒否されて、財団法人犯罪被害救援基金に寄託しました。

逮捕後は、2人それぞれ自分なりに事件を起こしてしまったことについては、反省や後悔があったようです。

 

ちなみに事件後、津田院長が経営していた病院は廃業したということです。

スポンサーリンク

杉本嘉昭・横山一美の顔写真と生い立ち

こちらの写真の男性らが、死刑となった杉本嘉昭と横山一美の顔写真といわれているようです。


だた、本当に本人の顔写真なのかは確認できませんでした。

 

 

杉本嘉昭は1946年10月19日生まれの福岡県行橋市出身。

幼い頃に父親と死別し、母親に育てられます。

 

高校卒業後は国鉄行橋機関区の整備係として就職しますが、半年で退職。

その後は鮮魚仲買商をして、その経営者の娘と結婚し、お子さんも生まれます。

1971年に釣具店の経営を開始。

妻とは離婚し、愛人だった女性と再婚します。

再婚した妻に店のことを任して、遊び回っていおり、複数の愛人もいたそうです。

 

 

横山一美は1952年9月5日生まれの神奈川県出身。

福岡県の高校卒業後にカー用品販売店の就職。

19歳のときに4歳年上の女性と結婚しました。

しかし、会社がオイルショックの影響を受け退職。

知り合いのスナックに勤めはじめ、自分のお店を開きます。

 

杉本嘉昭はもともと横山の店の客で、意気投合して一緒に飲み歩くようになり、友人関係になりました。

2人は楽にお金を儲けようと考え、残忍な犯行に及びます。

スポンサーリンク
モバイルバージョンを終了