2024年8月27日放送の【仰天ニュース】では、 日本初の“セクハラ”裁判が取り上げられます。
ザ!世界仰天ニュース
8月27日 火曜 21:00 -21:54
「日本初のセクハラ裁判を起こし、大逆転勝利で歴史を変えた女性!」
予告https://t.co/bxwFynB5nD— のか (@noka657756) August 24, 2024
30年前、日本で初めてセクハラ被害を問う裁判を起こしたのは、晴野まゆみさんという女性です。
本記事で晴野さんと、晴野さんが起こした裁判についてまとめていきます。
晴野まゆみの経歴
晴野まゆみさんは、1957年8月生まれの東京都出身です。
1971年10月に福岡市に移り住みます。
1980年3月に西南学院大学文学部外国語学科を卒業。
大学卒業後は、企画会社などを経て、福岡市内の出版社に入社します。
晴野さんの他には社員が2人だけという小さな会社でしたが、
幼いころから本を読むのが好きで、文章を書く仕事に憧れていた晴野さんにとっては念願の職場でした。
仕事は順調で、半年がたつ頃には、編集の中心を担うようになっていました。
晴野さんの仕事が評価されるようになった頃、上司の男性編集長が晴野さんに対して、中傷を始めます。
そして、晴野さんが「卵巣腫瘍」と診断され、手術のため入院することになったときには、「異性関係が乱れているからだ」と言い触らします。
精神的に追い詰められた晴野さんは、会社に訴えたものの具体的な措置は取られませんでした。
結局、晴野さんは入社してから3年後の1988年に退職することになります。
退職後はフリーライターとして独立。
独立後、晴野さんは新聞記事で女性弁護士による女性のための法律事務所ができたことを知り、性的な嫌がらせを受けたうえ退職させられたことを相談します。
そして、1989年に職場の元上司に対する、福岡セクハラ裁判を匿名の原告A子として提訴します。
日本初のセクハラ裁判として注目を集めます。
長い裁判となりますが、1992年4月に全面勝訴。
プライバシー保護の観点から裁判中は仮名を通していましたが、1996年3月実名を公表し、本名・晴野まゆみで活動していくことになります。
現在は九州の道の駅や観光情報の媒体制作を主にした編集プロダクション「株式会社チームふらっと」を経営されています。
晴野まゆみの出版社どこで編集長の名前
晴野まゆみさんが起こした裁判は、「福岡q企画セクハラ事件」「福岡セクシュアルハラスメント事件」などと呼ばれています。
晴野さんが入社した出版社の名前について、詳し情報は不明となっています。
「q企画」という会社名なのか、アルファベットのqがイニシャルなのかは、分かりませんでした。
晴野さんの他に2人しか社員がいなかったので、出版社自体は既になくなっていると思われます。
晴野まゆみさんを中傷していた上司の男性編集長について調査したところ、名前は分かりませんでしたが、晴野さんより5歳年上ということが分かりました。
晴野さんと編集長は、2002年頃に仕事先で再会しています。
晴野さんは、訴訟を通じ「男として仕事では女に負けられない」、そんな古い価値観に囚われていた編集長も男社会の被害者だったと思うようになり、再会したときには編集長に恨みはありませんでした。
晴野さんは再会した編集長に「お久しぶりです」と挨拶します。
編集長は目を背けますが、「おう」という短い返答が返ってきたそうです。
裁判で争うことになってしまった2人ですが、現在はちゃんと和解することができたのかもしれませんね。
晴野まゆみの結婚と旦那・子供
判決後、晴野まゆみさんは結婚されています。
しかし、結婚した旦那さんがどのような人物なのかは不明となっており、子供の有無も分かりませんでした。