2025年10月に入り、漫画家・イラストレーターの江口寿史氏が、Instagram上のユーザーの写真を無断でトレースし、商用イラストとして使用したことが発覚しました。
江口氏は過去にトレースを批判する発言をしていたのが、ブーメランとなり大炎上に発展。
騒動は収まる気配を見せず、江口氏が過去に手がけた企業のキャンペーン広告のイラストなどについても、無断でのトレース疑惑が波及して、企業が対応に追われています。
さらに、江口氏の過去のイラストの元ネタ探しにまで発展しています。
本記事では江口寿史氏のトレース疑惑のあるイラストの比較・検証をまとめていきます。
江口寿史のトレース(トレパク)の比較画像まとめ!
江口寿史氏のトレース(トレパク)疑惑は、中央線文化祭のポスターイラストがモデル・金井球氏の横顔写真と酷似しているとして発端となり、過去作品への検証が相次ぎました。
以下に、現時点(2025年10月6日)で確認されているトレース疑惑のイラストをまとめていきます。
新たなトレース疑惑の画像が確認されしだい、追記します。
中央線文化祭ポスター(2025年)
江口氏の描いた女性横顔イラストが、金井球氏のInstagram写真と輪郭・構図が一致。
事後的に本人に連絡し許可を得たものの、無断商用利用とトレース疑惑で批判が集中。背景の柱の形状が髪に変換されている点も、デジタル加工を疑う声あり。
騒動の発端となったイラストです。
Zoff広告イラスト
のん(能年玲奈)をモデルにトレパク疑惑
桜美林大学コラボイラスト
スカートの柄までほぼ一致しています。
岸本セシルをモデルにした画像も。
広瀬すずをモデルに
これも広瀬すずが元に見えるんだよなあ・・・ pic.twitter.com/KVQeqaPsHH
— ああ⁰良き天気⁰心安らかなり⁰日本の夏⁰蝉の声⁰いま静かにして⁰木の下に宿れるなり⁰我が心 (@kazu398sub) October 5, 2025
観月ありさをモデルに
個展のTシャツイラスト
柏市の広報イラストの3人家族
これ見つけた人が優勝でいい?
次点はデニーズみどり男子
もっとすごいのが出てくるのか???#江口寿史 #トレパク特定選手権 pic.twitter.com/j1l6yFAch9— 365 (@365Mq) October 6, 2025
デニーズの緑男子
新木優子をモデルに
資生堂コラボのイラスト
吉祥寺サンロードコラボイラスト
広島カープのイラスト
メンズノンノのモデル
服のシワまで一致?
江口寿史、「トレパクはともかく画力はある、技術はある」と言われているが、服のプリントを形状に合わせて描けずに平たく貼り付けただけなのは下手くそじゃ😅
トレスして写真通りに描いた服のシワから浮いてる pic.twitter.com/uK9JCO8pLH— きれいなたわし (@clean_tawasi) October 6, 2025
工事現場のフェンスのイラスト
ねぇ、どう見てもこれのトレスなんだけど😭
洋服大好きっ子だから「このサンダルとウエストポーチ流行ったの数年前(2018年頃)」ってすぐ分かってしまった(あと髪の巻き方と前髪の量)
しかもその頃non-no愛読してました
江口寿史聞いたことないクリエイターやけど許さん😡 https://t.co/rceCmrBIsP pic.twitter.com/fyb3pLKCkV— elly (@ellytsura) October 4, 2025
カメラ、靴、バッグが一致
藤澤恵麻のnon-no誌面画像
過去の元ネタ探しが加速
現在、「#トレパク特定選手権」というハッシュタグまで付けられて、トレース疑惑画像が掘り起こされています。
【最新版】現時点で判明してるイラストレーター江口寿史先生のトレース疑惑画像まとめ
#江口寿史 pic.twitter.com/WwqaDgubK6
— 😷コラコラ😷 (@korakora_19) October 6, 2025
たくさんのトレース疑惑の画像が掘り起こされ、今後も新たに見つかるの可能性が高いです。
ネット上では「第二の古塔つみ」と指摘されています。
古塔つみ思い出した https://t.co/oMi3wC63ec pic.twitter.com/xnU975pwEc
— 可変システム@こんて (@annkonte) October 3, 2025
問題点と議論
- トレース vs 模写: トレース(デジタル/手作業でなぞる)は練習として合法ですが、無断商用利用・肖像権侵害がNG。江口氏の場合、独自修正(鼻・顎の調整)を加えても、元画像依存が強いと「トレパク」と批判。
- 過去の発言との矛盾: 江口氏が以前、トレースを「想像力不足」と批判していた点がブーメランに。
- 業界影響: デニーズ、パルコ、セゾンカードなどの企業が事実確認中。2022年の古塔つみ氏騒動と比較され、クリエイターの権利意識・SNS時代の透明性が問われています。