尾上縫詐欺事件の黒幕や松下幸之助との関係や生い立ち【画像】

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今回は尾上縫について取り上げます。

尾上縫は戦後最大級の金融事件となる詐欺を引き起こした犯人として1991年8月13日に逮捕されました。

詐欺事件の被害総額は2,700億円と言われています。

いったいどのような人物だったのでしょうか?

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尾上縫の詐欺事件と生い立ち

尾上縫(おのうえ ぬい)は1930年2月22日に農家の5人兄弟次女として生まれました。

20才で結婚して長女が生まれますが、姑と上手くいかず結婚してから4年後に離婚します。

当時、尾上縫は大阪・ミナミのすき焼き屋「いろは」で仲居として働いていました。

この頃の尾上縫はかなりの美人だったと言われ店でも人気がありました。

約10年間、ほとんど休まずに働き、経済界の有力者とみられる上客と親しくなり、援助を受けるようになります。

尾上縫が働いていたすき焼き屋は上客は個室に通され仲居が2人きりで肉を焼いていたそうなので、そういう関係になりやすかったそうです。

上客の中には関西の大手電機メーカーの経営者や、証券会社社長、住宅メーカー社長など経済界の有力者がいたといわれています。

 

尾上縫は若い頃から「金持ちを見抜く目と、肉体を武器に男を虜にする能力」が優れており、人脈を築いていきます。

 

数々の有力者との人脈を築いた尾上縫の若い頃はかなりの美人だったと言われています。

しかし、残念ながら尾上縫の若い頃の写真は確認できませんでした。

 

尾上縫は35歳の1965年4月に、有力者の援助の元「恵川」という名の料亭の運営を始めます。

1968年には近所に4階建てビルを建てて、スナック「川さきやもと」を開業。

1971年3月には「恵川」の並びの木造2階の建物を購入してマージャン店「水流川」を開業。

1983年には「水流川」を取り壊し、1984年に跡地に7階建てビルを建てます。

そのビルに「恵川」を移転。

「恵川」の跡地には「大黒や」という店名の大衆料理店を開きます。

お店の経営は順調そうでしたが、実は店の経営は放漫で、赤字続きでした。

しかし、神社の賽銭に数十万円を施したり、8000万円の水晶玉を購入するなど、羽振りの良い経営を続けていました。

当時、帳簿をつけていた会計事務所員は「いつ倒産してもおかしくないのに、何で金が回るんだろう?」と不思議に思っていたそうです。

店の経営資金は尾上縫の強力なスポンサー(パトロン)の存在で経営を続けられていたようです。

ミナミの女帝誕生!縫の会:相場師

店の運営を強引に続けていたい尾上縫は料亭の客に対する占い業を始めます。

尾上自身が占い、占う内容は株式取り引きの相場や競馬の予想でした。

この占いがバンバン当たり、株の優良銘柄を言い当てる祈禱師だともてはやされます。

尾上の株の銘柄選びなどを占う方法は、“神のお告げ”という方法。

にわかには信じ難い方法ですが、彼女はこの“神のお告げ”によって次々と優良株の銘柄を的中させていきます。

当時、バブルでしたから、どんな株でも上がるのは誰でも予想できたことかもしれません。

尾上縫の元には証券マンや銀行マンが群がるようになり、次第に『縫の会』と呼ばれるようになります。

尾上縫は『ミナミの女帝』と呼ばれ、世間から注目されるようになります。

 

 

1987年には尾上自身も銀行から多額の融資を受けて株を購入。

バブル絶頂期には2270億円を借り入れて、株の運用益などで得た利益は400億円にものぼったそうです。

尾上は株にのめり込み、莫大な金を動かし財を築いていきますが、1990年代に入るとバブルが崩壊します。

尾上の所有していた株はみるみる値を下げ、彼女は一気に資金繰りに窮する事態に陥ります。

この窮地を尾上は驚きの手口でくぐり抜けようと、彼女がとった行動が後に日本経済界を揺るがす戦後最大級の金融事件へと発展していきます。

尾上縫が詐欺で逮捕される

尾上縫は親交のあった東洋信用金庫の支店長と共謀して巨額の架空預金証書を発行。

これを担保にカネを借りまくります。

興銀系の800億円を筆頭にナショナルリース500億円、いずみファイナンス400億円、セントラルファイナンス、日貿信、住商リース各300億円などなど。

最終的に証書偽造が発覚して尾上縫は詐欺容疑で1991年8月13日に逮捕されました。

留置場で破産手続きを行った際の負債総額は4300億円に及び、個人としては史上最高額となりました。

尾上縫は2014年に死去

尾上縫は詐欺ならびに背任容疑で逮捕起訴され、1998年3月に懲役12年という刑が科せられます。

刑務所に収監されてからほどなくして介護なしでは一人ではなにも出来ない状態になったといわれています。

2017年3月20日、MBSテレビで放送された『激撮!直撃!!スクープ ヤマヒロ×西靖▼関西あの事件あの人は今? 4時間生放送SP』で、尾上縫の事件が紹介され、2014年頃に亡くなったことが明かされました。

死因は不明となっています。

享年83-84ということになるので、老衰かもしれません。

黒幕説とは?

尾上縫には今も明かされていない謎があります。

それは7億円の保釈金の出所です。

尾上縫は借金まみれで自己破産したはずだったはずなのに、7億円の保釈金を用意し、1992年3月に保釈されています。

また、裁判では弁護人は、

「尾上に株式の知識が全くなく、周囲に踊らされていただけであり責任能力はない」と主張しています。

この主張は認められませんでしたが、保釈金の出所や弁護人の主張などにより、この詐欺事件には黒幕がいたのではないかと噂になっています。

黒幕に日本興業銀行が関係しているのではと噂になっているようですが、真相は不明。

噂の発端は、尾上縫は逮捕される前に興銀(日本興業銀行)の担当者だけに打ち明けていたことからだと思います。

興銀は自行の33億円の債権を売り抜けて回収に成功していました。

ただ黒幕説はネットの憶測の域を出ない噂レベルの話になります。

黒幕説については以前テレビ番組でも特集されたようですが、黒幕の実在や正体についてはハッキリと判明はしなかったみたいです。

尾上縫と松下幸之助との関係

黒幕説と共に尾上縫と松下幸之助との関係も噂になったことがあります。

松下幸之助さん自身、愛人が多く婚外子がいるという噂がありましたね~

実際に関係があったのかは不明ですが、

尾上が起こした事件が松下電器衰退の遠因になったともいわれいてます

尾上縫に約800億円を融資していた松下電器の子会社ナショナルリースが、一時的という約束で担保を返却。

その直後、尾上が大阪地検に逮捕されると、この担保抜きが背任罪に問われ、ナショナルリースの社員が逮捕。

社会的批判を浴びることになりました。

ナショナルリースは松下幸之助の肝いりで設立された名門企業でしたが、バブル景気に踊らされた末になくなってしまいました。

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